日光街道( 奥州街道)以外の五街道… 東海道、中山道、甲州街道では、都心からアクセスやすい宿場町に出かけてみた。これまた多くの歴史や美味に出合える散策なのである。散策する中で出合った今も活気あふれる各街道の宿場町の見どころを紹介する。

旅人の心ワシ掴みの街!東海道・品川宿

日本橋から街道を歩いて行ったワケではないが、東海道、中山道、甲州街道の宿場町にも足を運んでみた。

まずは東海道最初の宿場町・品川宿。いや〜驚いた!五街道の中でも圧倒的に交通量が多かっただけあり、今も東海道ウォーク的に歴史散策してる人の多いこと。

旧東海道の品川宿の北側は現在、北品川本通り商店街となっている

南品川の鎮守・荏原神社

町自体も、宿場であった歴史を観光資源として活用しようと、観光案内所はあるし、案内パンフレットも豊富だし、外人観光客が泊まるためのゲストハウスもある。品川宿。江戸時代だけじゃなく、この現代においても立派な宿場町じゃないですか!

歴史ある街並みを再現しようと東海道の他の宿場から贈られた松を植樹している。写真は静岡・袋井宿からの松

幕末の志士が密議を重ね、映画『幕末太陽傳』の舞台となったことで有名な妓楼・相模屋、通称『土蔵相模』跡

品川宿本陣跡地(聖蹟公園)

旅の疲れも癒される、中山道・板橋宿

中山道最初の宿場が板橋の宿。この町は宿場町だった歴史の持つ風情が、活気ある現在の商店街と絶妙のバランスで融合していた。

旧中山道に沿うこの商店街の名は板橋宿不動通り商店街である

板橋の名の由来となった石神井川にかかる橋が、歴史を感じさせる形で作られていたかと思えば、いわゆる“映え”しそうなスイーツ店や、築百年の商家を改築したカフェもある。

『板五米店』大正3年築の米商家をリニューアルした弁当の販売もするカフェ

しかし、そんな中でも一番感激したのは、五街道とは関係ないが、山羊や羊、陸亀とも触れあえる板橋子供動物園!

『板橋 こども動物園』入園無料。大人も楽しめる

中世、東日本の中心地!甲州街道・府中宿

甲州街道の日本橋の次の宿場は内藤新宿……現在の新宿2丁目周辺なのですが、新宿に行くというのも手垢のついた話になので、歴史的奥深さから四番目の府中宿を探訪。

江戸時代、御法度などを書き示して通達した高札場跡

なにしろここは、甲州街道の宿場となるずっと前、大化の改新以来、その名前からもわかるように、武蔵国の国府が置かれていたのだ。つまりは江戸時代以前は、今の東京・埼玉一帯の政治・経済の中心地だったのだ。町全体、歴史三昧なのだった。

武蔵国府跡。武蔵国の国府の中枢施設『国庁』と見られる大型建物の遺構

宿場町で見つけたグルメスポット7選

■レモンの酸味が心地いい美味『品川菓匠 孝庵』@北品川

素材と手作りにこだわる菓子店。レモンの香りと生地の甘みがほどよい写真の品や、コク深い生地の「宿場ロール」が人気。

しながわ満月 1個195円

『品川菓匠 考庵』しながわ満月 1個195円

[住所]東京都品川区北品川2−30−27

[電話番号]03−3471−6395

[営業時間]10時〜20時

[休日]火

炭火で炙る厳選穴子に悶絶!『牧野』@新馬場

厳選して仕入れる穴子を炭火での踊り焼きで提供。独特の旨み、甘みが口に広がり絶品。たこの踊り焼きも美味。

活穴子の踊り焼き 3580円

『牧野』活穴子の踊り焼き 3580円

[住所]牧野東京都品川区北品川2−19−2

[電話番号]03−3471−3797

[営業時間]平日17時半〜22時、土・祝17時〜22時

[休日]隔週月 ※電話で要確認

■手抜きのない旨さに唸る『しながわ翁』@北品川

手打ちの十割、奥ゆかしいツユ。そこに柔らかな鴨肉と香ばしい焼きネギが鎮座する。満足度マックスの一杯だ。

鴨南蛮そば 1800円

『しながわ翁』鴨南蛮そば 1800円

[住所]東京都品川区北品川1−8−14

[電話番号]03−3471−0967

[営業時間]火〜金11時半〜14時半(14時LO)、木・金のみ17時〜21時(20時LO)、土・祝11時〜15時(14時半LO)

[休日]日・月・祝、不定休あり

■ご飯も弁当も美味しい『板五米店』@板橋区役所前

築100年になる旧米屋商家を改装したカフェ。ケーキやジュース、昼餉セットのほか、テイクアウトの弁当各種も。

鮭のり弁 990円

『板五米店』鮭のり弁 990円

[住所]東京都板橋区仲宿40−1

[電話番号]03−6915−5576

[営業時間]テイクアウトのみ9時30分〜18時 なくなり次第終了

[休日]月

■買い食いで気分は八兵衛?『菓匠新月堂』@板橋区役所前

「板橋」を模した「いたばし最中」145円が人気の同店。商店街を歩きつつ食べるなら、こちらの団子もおすすめ。

みたらし、よもぎ餡 各100円

『菓匠新月堂』みたらし 100円

[住所]東京都板橋区仲宿55−11

[電話番号]03−3961−2025

[営業時間]9時半〜19時(売り切れ次第終了)

[休日]水 ※年末年始、節句、お盆、お彼岸は休まず営業

■風情と美味を楽しませる『蔵カフェ』@府中

創業1860年の造り酒屋「中久本店」に隣接する、蔵を改装したカフェ。酒粕が程よく香るラテ&トーストはクセになる味。

酒粕チーズトースト 600円

『蔵カフェ』酒粕チーズトースト 600円

[住所]東京都府中市宮西町4−2−1

[電話番号]080−9170−3954

[営業時間]10時半〜17時

[休日]水・日

■啜ってよし食べてよし!『手打ち蕎麦 ぽてい家』@府中

大國魂神社近くにあり、落ち着いた雰囲気の同店。端正な手打ちの二八蕎麦のほか、蕎麦前も充実。使い勝手のよい佳店だ。

府中もりあげそば 1120円

『手打ち蕎麦ぽてい家』府中もりあげそば 1120円

[住所]東京都府中市宮町2−2−20

[電話番号]042−361−2624

[営業時間]11時〜15時

[休日]月、第1・3火

東京の魅力発信プロジェクトとは

雑誌『おとなの週末』ムック「ぶらっと東京日和」は令和6年度「東京の魅力発信プロジェクト」※に採択されています。

東京都は、国内外へ東京の都市としての魅力を発信し、「東京ブランド」の確立に向けた取り組みを推進しています。その一環である「東京の魅力発信プロジェクト」※に、雑誌『おとなの週末』ムック「ぶらっと東京日和」が採択されました。

※「東京の魅力発信プロジェクト」は、江戸時代から続く伝統と最先端の文化が共存する、東京の魅力を表現した東京ブランドアイコン「Tokyo Tokyo Old meets New」を効果的に活用しながら、東京都と民間事業者が連携し、東京の魅力の発信等を行う事業です。

「Tokyo Tokyo」とは

「Tokyo Tokyo」は、東京の魅力を国内外にPRするアイコンです。旅行地としての東京を強く印象づける「東京ブランド」の確立に向けた東京都の取組の中で誕生しました。

筆文字のTokyoとゴシック体のTokyoは、江戸から続く伝統と最先端の文化が共存する東京の特色を表現しています。

『ぶらっと東京日和−自分だけの東京を見つける小さな旅−』

※2022年10月号発売時点の情報です。

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

つづく……『東京日和』では、タイムスリップ気分になる!?「江戸風情の店」の魅力も紹介しています。

【画像で巡る】五街道の宿場町で見つけたグルメたち!歴史を感じられるスポットも巡りました(31枚)