日本では5組に1組が不妊に悩み、50万人近くが不妊治療を受けていると言われています。 イラストレーターのオヨネさんもかつて、その1人でした。 今回は、とうとう体外受精に挑みます。

とうとう体外受精へ<オヨネの妊活いばら道33>

1人目を人工授精で授かり、2人目も自然妊娠は難しかった私たち夫婦。何度か産婦人科で治療を行うもむなしく不妊外来に紹介状を書いて頂き転院。
幾度となく痛みを伴う検査や副反応だらけの投薬、治療を行い、とうとう今までやってきた数々の苦労の集大成ともいえる(?)体外受精を行うところまでやってきました。

体外受精は卵子をおなかで育つだけ育て(ホルモン投薬で調整)、医療器具で体外へ出し、前もって採取していた精子をかけて受精卵を作るという一大イベント。

 

麻酔のメニュー表を見てびっくり!

数々の治療を経て、遂に卵子採取の日がやってきました。朝のベストタイミングで精子を家で採取してもらい、それを病院に提出したあと処置服に着替え、私はめちゃくちゃ緊張していました。

卵子採取はある程度痛みを伴うと聞いていましたが、処置のメニュー表を見てびっくり! 選べるのは3通りでした。

・全身麻酔◯万円(結構な高額)
・局部麻酔◯万円(安くはない)
の下になんと
・痛みどめだけで処置(100円)

い,痛み止めだけで処置〜〜!?
全身麻酔が選べるレベルの痛さかもしれないのに痛み止めだけで乗りきるなんて…なんという究極の選択。

たしかに金額は雲泥の差、本当に金銭的に厳しい人向けなのか、めちゃくちゃ痛みに強い人なのか…はたまためちゃくちゃ時間がない人向けなのか?
驚きすぎて5度見しました。

でも選択肢にあるってことはなんらかの理由でここを選ばれる方もいるんだよな…もしかしてそんなに痛くないのか? などといろんな想像をしました。

 

精子採取も同じぐらいの痛みを伴ってほしい

私はというと局部と全身の値段を見ながらメガネ(夫)と相談。メガネ(夫)は値段を見て「局部麻酔でいいのでは?」と他人事。
人の不幸を願ってはいけないけれど、精子採取も同じぐらいの痛みを伴ってほしいとめちゃくちゃ思いました。

もちろん局部麻酔でも下半身が麻痺するのだから痛くはないのかもしれません。
しかし結局ビビリな私は、金銭的に余裕はありませんでしたが少しでもストレス軽減…と全身麻酔を選び、寝ている間に処置をしてもらいました。

2時間ほど寝ていたでしょうか。目覚めたときのおなかの痛さったら。強すぎる生理痛のような感じで,目覚めてすぐ痛み止めをもらいその場で飲みました。
しばらく横にならないと帰れない状態がしばらく続きました。

 

ここまで100万円近くが飛んでいった

その後何個卵子が取れたとか、卵子の状態など詳しく説明を受けて帰宅しました。
卵子が何個とれたか、それから何個受精したかによってもめちゃくちゃお金がかかってきます。子どもが欲しい一心でここまでやってきたので、引けない状況でした。

 

今でこそ不妊治療は保険適用になりましたが、当時はほとんど実費。ここに辿り着くまででもすでに100万円近くのお金が飛んでいました。