一度は味わいたいキャンピングカー/RV車 28選 史上最高の移動する「我が家」
旅先の我が家
キャンピングカーの歴史は古く、アルミニウムボディを輝かせるもの、過酷な砂漠に挑むためのもの、郵便番号を持てそうなほど巨大なものなど、古今東西、優れたデザインが数多く登場してきた。
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今回は、注目に値する28のキャンピングカー/RV車を紹介したい。

一度は乗ってみたくなるようなキャンピングカーを紹介。
フォルクスワーゲン・スプリットスクリーン
1950年、オランダの実業家ベン・ポン氏はフォルクスワーゲンの工場を訪れ、そこで従業員がビートルのシャシーを使った小型バンで部品を運んでいるのを目撃した。ドイツのコーチビルダー、ウェストファリアは1951年、フォルクスワーゲンと緊密に協力し、世界初で最も有名なキャンピングカーの1つとなるものを作り上げた。
ダッシュボードには時計とラジオが装備され、冷蔵庫付きのキッチンが備え付けられたほか、ルーフは拡張可能だった。1960年、世界がヒッピーブームに沸く中、ランニングコストの安さからT1がキャンピングカーとして選ばれた。

フォルクスワーゲン・スプリットスクリーン
アルファ・ロメオ35 AR8ラヴェッロ
アルファ・ロメオといえばスパイダーやGTVのようなスポーツカーを思い浮かべるが、1979年、当時新型だったフィアット・デイリーバンが「AR8ラヴェッロ」としてアルファから発売された。
室内では、2脚のキャプテンシートがフロントに置かれ、回転させることで後部2席と向かい合うことができた。テーブルを固定し、旅行中でも上質なダイニングを用意することもできる。夜間はテーブルを収納し、フロントシートとリアシートをフラットに折り畳んでシングルベッドを2つ作ることが可能だ。

アルファ・ロメオ35 AR8ラヴェッロ
ダッジ・スポーツマンA100
当初は商用バンとして販売されていたが、1969年にホイールベースの長いA100またはA108がフル・キャンピングカーとして発売された。全面発泡、オール・ビニールのフロント・バケットシートが標準装備だった。
新車購入時はコンロとオーブン付きのキッチン、四角い模様のビニール・フロア、ダイニングエリア、3人が寝られる折りたたみ式ベッドを選択できた。エクステリアとしては、ツートンカラー、丸い大型ヘッドライト、大量のクロームメッキパーツ、分割式フロントガラスが特徴である。

ダッジ・スポーツマンA100
フォルクスワーゲン・ベイウィンドウ
147万7330台が生産された後、T1は1967年に引退し、新型キャンピングカーのベイウィンドウが登場した。そのボディ形状はT1よりも正方形で、平らな顔には新しいヘッドライトと一体式フロントガラス、そしてその下に通気口が設けられ、サスペンションにはリアにスタビライジング・バーが装備された。
室内には水冷式冷蔵庫、折り畳み式ガスコンロ、テーブル、4人が寝られるベッドがある。ルーフはT1と同じように跳ね上げ式で広く、サイドドアはスライド可能なため、大自然を満喫できる。

フォルクスワーゲン・ベイウィンドウ
ダッジ・トラブコ
旧車のRVには、クロームパーツ、ツートンカラー、奇抜なデザインなど、現在の最新モデルでは失われがちなノスタルジックな魅力がある。ダッジは、全長26.5フィート(約8.0m)のトラブコに2種類のレイアウトを用意して発売した。1つは、シングルベッドにできる大きめのワードローブを付け、後部の長いシートをダブルベッドにするというもの、もう1つは、後部に独立したベッドルームを設けてダブルベッドにするものだ。
重量6トン強のトラブコは、最高出力200psの5.2L V8エンジンを搭載し、最高速度は113km/hとそこそこの速さを誇る。

ダッジ・トラブコ
ジープ・グラディエーター
1970年代に新車のジープ・グラディエーターをピックアップトラックとして購入した人は、数か月後に発売されたキャンピングカー仕様を見て後悔したことだろう。そんな人のために、ピックアップトラックの荷台に固定できるキャンピングカー・アタッチメントも発売された。
室内は木材がふんだんに使われ、70年代風の壁紙、独立したシャワー/トイレ、50インチのベッドに変身するダイネットがある。マタドール、トレアドール、シャシーの3種類が用意されていた。

ジープ・グラディエーター
グランパーRVビジネスライン
新型コロナウイルスの感染拡大によって世界中のオフィスが閉鎖され、在宅勤務という新しい常識が広がったとき、グランパーRV(GlamperRV)社はそのチャンスを逃さず、新型ビジネスラインを開発した。基本的には、自宅や会社から離れた移動型オフィスとして、どこにいても仕事ができるようにすることが目的だ。
中央に大きなワークデスク、USB充電ポイント、5G通信にWiFi、長すぎる会議を乗り切るためのネスプレッソのコーヒーマシン、自転車用の広いガレージスペースが装備されている。最高出力140psまたは160psのディーゼルエンジンが用意され、9速ATと組み合わされる。

グランパーRVビジネスライン
シボレー・ヴォーグ
米RV界のトップに君臨していたウィネベーゴ社に、新会社ヴォーグが挑んだ。1974年から1999年までヴォーグのRVはすべてカスタムメイドで生産された。サイズはさまざまで、全長24フィート(7.3m)から、リア・ダブルアクスルを備えた全長45フィート(13.7m)の仕様まである。
ガソリン車とディーゼル車が用意されたが、約340psを発生する7.4Lのシボレー製ガソリンエンジンは最も人気があった。同社は1990年に売却され、1998年に大手高級バス会社のフェザーライトに買収された。

シボレー・ヴォーグ
ウィネベーゴ・ブレイブ
ウィネベーゴのブレイブは、切り立ったサイドシルエット、取ってつけたようなヘッドライト、平らな顔付きから、最も象徴的なRVデザインの1つと言えるだろう。金属製のファサードには、オレンジ、オリーブグリーン、赤、黄色のストライプと「W」のレタリングが施されることが多かった。
大家族なら最長28フィート(8.5m)のボディを選ぶこともできるし、2人だけの休暇ならミニサイズでも十分だが、いずれにしてもアメリカンV8を手に入れることができる。

ウィネベーゴ・ブレイブ
マツダ・ボンゴフレンディ
フォルクスワーゲンのユーロバン・ウェストファリアは大きな人気を博したが、マツダは1995年にボンゴフレンディを発表し、ユーロバンや他のほとんどのキャンピングカーにはないオフロード走破性を1つの特徴とした。AT装備の2.5Lディーゼルターボから始まり、後にMT装備の2.0Lガソリン、2.5L V6ガソリンが追加された。もちろん四輪駆動も選択できた。
室内は8人乗りのミニバンそのものだが、シートをフラットにたたむとダブルベッドになる。オートフリートップと呼ばれる昇降ルーフを選ぶと、さらに2人寝ることができる。

マツダ・ボンゴフレンディ
三菱デリカ・スペースギア
ボンゴフレンディ同様、デリカ・スペースギアも、純正の状態では正真正銘のキャンピングカーではなかったが、べースとしての素質は十分だった。シートをフラットに倒してダブルベッドにできたり、四輪駆動が設定されたりしたが、フルスペックではパワフルなオフロード・キャンパーになる。ベースとなる2.0L 4気筒は113psを発生するが、最高出力185psの3.0L V6も用意された。

三菱デリカ・スペースギア
ホビー・プレミアムドライブ
欧州のあちこちで、延々と続く渋滞に混じっている商用バンのフィアット・デュカトをよく見かけるが、これをベースとするプレミアムドライブはそれなりに豪華なキャンピングカーである。LED照明、ドリンクキャビネット、4つのベッドレイアウト、そしてコンロやオーブン、シンク、背の高い冷蔵庫付きのキッチンを備え、自宅のようなモダンな空間を提供する。BBQに最適な折り畳み式の日よけがあり、後部には自転車ラックもある。ただし、初期モデルは2.3TDエンジンの最高出力がわずか130ps程度と、ややパワー不足。

ホビー・プレミアムドライブ
ハイマー900
茶色と白のツートンカラー、フロント全体を囲む大きなアルミグリル、ボクシーなスタイリング、分割式フロントガラスなど、1980年代のRVデザインの特徴をすべて備えたハイマー900。室内には広大なスペースがあり、フロント3席、2席とダイネット、または2席の独立シングルシートなどさまざまなレイアウトが用意された。
ルーフに取り付けられたエアコンが室内温度を快適に保ち、後部にはダブルベッドを備えたベッドルームがある。メルセデス・ベンツの5.7L直6エンジンを搭載し、最高出力は128ps、最高速度は95km/hとされる。

ハイマー900
ハイマー・スターライン
ハイマー社のキャンピングカーのほとんどは、フィアット・デュカトかメルセデス・ベンツをベースとしているが、スターラインの場合は後者にあたる。前述した900より大きく進化し、最高出力163psまたは190psのディーゼルターボと後輪駆動が選べるようになった。
室内は3種類のレイアウトから選ぶことができ、そのうち2種類にはパーティション付きオープン・バスルーム、奥行きのあるキッチン、追加のベンチシートがあった。広くて快適なベッドがお好みなら、クイーンサイズのベッドを指定することもできるし、シングルベッド2台をつなげてダブルベッドにすることもできる。

ハイマー・スターライン
アクション・モービル・デザート・チャレンジャー
特撮ヒーロー作品に出てきそうなネーミング、軍用車のようなゴツい外観、過剰なまでの照明器具など、まるで黙示録的世界の必需品のように見える。デザート・チャレンジャーは八輪の移動式宮殿であり、独立したステンレス製キッチンを備えている。全幅3m、全高4m、全長12m、車重33トンとまさに巨人であり、最高出力600psのエンジンによって道なき道を越えていく。
ボタン1つで東洋風のリビングルームが5m拡張され、300Lのウォークイン冷蔵庫が食品を保冷し、2400Lの飲料水を貯蔵できる。

アクション・モービル・デザート・チャレンジャー
バリオ・パーフェクト1200プラチナム
RVのトレンドは1970年代から大きく変わり、現在ではR56ミニや、時にはポルシェ911が入る大きさのガレージを備えたものもある(仕様による)。プラチナムはメルセデス・ベンツの大型トラック、アクトロスをベースとしており、最高出力530psのディーゼルエンジンを搭載する。
室内に一歩足を踏み入れれば、100万ポンド(約1億8000万円)近い価格の理由がすぐにわかるだろう。ホワイトレザーからアンビエントライトまで贅を尽くしたデザインとなっており、1万7000Wの車載給湯器によってガス供給は不要。暇なときにはガレージから愛車を引っ張り出して、旅行先でドライブを楽しめる。

バリオ・パーフェクト1200プラチナム
アースクルーザー・ウニモグ
ウニモグU 430とキャンピングカーを組み合わせたアースクルーザーは、頑丈なオフロードタイヤと最高出力300psのパワートレインにより、困難な地形も難なく走破できる。標準仕様では、最大860Lの水と800Lの燃料を貯蔵できるタンク、2つの冷蔵庫、電動ウィンチ、洗濯機、BBQ、チェーンソー、5つの外部CCTVカメラを備えている。マイナス40℃の北極圏でも使用可能で、タイヤ交換用の4点式リフトシステムも備えている。

アースクルーザー・ウニモグ
GMフューチャーライナー
1939年、GMは未来から来たような全高20フィート(6m)のバスで米国民を驚かせようと計画していた。しかし、GMの目的はキャンピングカーを作ることではなく、テクノロジーとイノベーションが日進月歩であることを世間にアピールすることだった。その後、12台が売却され、うち1台はバーとダイナー席を備えたモーターホームに改造された。

GMフューチャーライナー
GMCモーターホーム
1973年から1978年まで製造されたGMCモーターホームには、全長7.0mと7.9mのモデルがある。初期型にはオールズモビル・トロネードの7.5L V8が、後期型にはビュイック・リビエラの6.6Lが採用された。当時のRVらしく、キャメル、ビタースウィート(焦げたオレンジ)、パロット・グリーン、パイナップル・イエロー、スカイ・ブルーといったさまざまなカラーリングが選択できた。

GMCモーターホーム
フォード・キャンパー・スペシャル
1970年代のF-250やF-350には、キャンピングカーに変身させるあらゆる装備を追加することができた。その内容は、12Vのワイヤーハーネス、スライド式のリアウィンドウ、内外の照明を可能にするケーブル、44.5ガロン(168L)の大型燃料タンクなど。
F-250の場合、2人が寝られる3.2フィートのキャンパーボックス、F-350は4.2mのキャンパーボックスを搭載できた。もう少し予算を追加すれば、完璧なキャンパーボックスの調達と取り付けを手伝ってくれる。

フォード・キャンパー・スペシャル
フォルクスワーゲンT5カリフォルニア
2005年に登場したフォルクスワーゲンT5カリフォルニアは、明るいカラーリング、経済的なエンジン、高品質の建具など、キャンピングカー界に新鮮な風を吹き込んだ。
懐に余裕があれば、パーキングヒーター、冷蔵庫、シンク、オーニング、ガスコンロ、ワードローブなどのキャンプ用品を追加することもできたが、ベースモデルを選んだとしても、リアベンチをフラットに折り畳み、大きめのダブルベッドになる。子供がいる人のために、フロントシートの上にも折り畳み式のベッドが用意されていた。

フォルクスワーゲンT5カリフォルニア
メルセデス・ベンツ・ヴィトー・マルコポーロ
フォルクスワーゲンT4カルフォニア・ウェストファリアに目をつけたメルセデス・ベンツは、マルコポーロに同じくウェストファリアの装備を与えてキャンピングカー市場に参入。キャンピングカーを探している人々に新たな選択肢を与えた。
室内には、ベッドになるリアベンチシート、木製ワークトップ、チェストフリーザー、シンク、ガスコンロ、リアウォータータンクに接続するシャワーが装備された。また、ルーフにテントを取り付け、追加のベッドにすることができる。

メルセデス・ベンツ・ヴィトー・マルコポーロ
フォード・トランジット・ナゲット
トランジットにはこれまでもさまざまなキャンピングカー仕様がこしらえられたが、最新のナゲットには、シンク、ガスコンロ、40Lの冷蔵庫付きのキッチンが完備されており、車載WiFiも備わる。
2席のフロントシートは回転し、真ん中にテーブルを置くとダイニングエリアになる。リアシートは折りたたんでベッドにすることが可能で、ルーフもそこそこの大きさのダブルベッドになる。パワートレインには、最高出力184psの2.0Lディーゼルと6速AT、または130psのバリエーションが用意されている。

フォード・トランジット・ナゲット
コルベア・ウルトラバン
目を細めると、翼のない飛行機にも見えるが、これは1960年代初頭に航空機デザイナーによって設計されたからだ。シボレー・コルベアを拡張し、軽量モノコック構造を載せ、同じく最高出力140psのフラット6を使用して後輪を駆動する。
ベッド、冷蔵庫、キャビネット、バスルーム、シートをフル装備しても、重量は1962年型インパラよりも軽い。ウルトラバンはわずか370台しか生産されなかったと言われており、さらにコルベアの生産終了後の40台にはコルベットのスモールブロックV8が搭載されたという。これはかなりの注目を集めたに違いない。

コルベア・ウルトラバン
トヨタ・ハイラックス・チヌーク
1977年のチヌーク・キャンピングカーは後輪駆動だったが、これはベースのN20ハイラックスにまだ四輪駆動がなく、後輪駆動しかなかったためである。しかし、当時主流だったピックアップトラック・ベースの他のキャンピングカーとは異なり、キャンパーボックスとキャビンがつながっていたため、運転するときとくつろぐときの切り替えが簡単だった。
アウトドア用の設備は十分で、コンロ、ストーブ、冷蔵庫、シンクを備え、ベッドに変身するダイネットと頭上のハンモック2つで最大4人が寝ることができる。

トヨタ・ハイラックス・チヌーク
エアストリーム350
長年にわたり、素晴らしいキャンピングカーやキャラバンを生産してきたエアストリームは、アルミニウム仕上げの車体でよく知られている。1974年、エアストリームは空気力学に基づく軽量で丈夫な車体を採用したクラスAモーターホームの生産を開始。1991年には、7.4L V8エンジン、クルーズコントロール、コーリアン(人工大理石)のカウンタートップ、ビデオデッキ、オーク単板のフローリング、木製ベネチアン・ブラインドを備えた350が登場した。
6ウェイのパワー・コパイロット・シート、ウィンドウ・オーニング、フォームマットレス、オーブン付き4口コンロ、製氷機、ソーラー充電器、そしてもちろん、ブルーのグラフィックが施された象徴的なアルミニウム仕上げを選ぶことができた。

エアストリーム350
エアストリーム・アーゴシー
エアストリームは、従来のエアストリームらしい外観を保ちながら、小型キャンピングカー市場をターゲットにしたアーゴシーを発売する。シボレーのシャシーをベースとし、350または454のV8エンジンが設定され、大型の28’モデルには454のエンジンが標準装備された。
室内には木材がふんだんに使われ、ステンレスシンク、ガスオーブン、冷蔵庫のほか、床にはナイロン・カーペットが敷かれた。その他、50ガロン(189L)の大型ウォータータンク、天井ファン、掃除機など、多くのオプション装備から好きなものを選ぶことができた。

エアストリーム・アーゴシー
フォルクスワーゲンID.Buzz
新型ID.Buzzは、1949年のT2のようなヒッピー的な雰囲気を持っているが、このクルマを見た人が同じような感情を抱くかどうかはわらかない。しかし、オリジナルがそうであったように、ID.Bzzは新しい世代をターゲットにしており、フォルクスワーゲンがフラットなフロントフェイスのデザインと丸みを帯びたボディワークを、EVにも復活させてくれたことを嬉しく思う。
標準のID.Buzzは正真正銘のキャンピングカーではないが、フレックスボードを装着し、リアシートをフラットに畳めば、長さ200cmほどのダブルマットレスを積むことができる。また、キャンピングカー仕様の「カリフォルニア」の導入も計画されている。

フォルクスワーゲンID.Buzz
