JAPANから「福丸」へ 橋本美月が2つのウエアを着こなす理由
赤と黒のタイガー・ウッズの最終日をほうふつとさせるウエアで、前年覇者の橋本美月が躍動した。7バーディ・1ボギーの「66」をマークして単独首位でゲームを折り返した。
予選ラウンド同組の二人は、橋本よりもいいスコアで初日を終えていた。「二人に置いていかれないように」とスタート。すると3番から3連続バーディで一気に首位に並んだ。後半に入っても10番パー5でバーディを奪ったのを皮切りに、12番パー3で9メートルのバーディパットをねじ込み、上り2ホールもバーディ締め。リーダーボードの最上段に名前を刻んだ。
前日はラウンド途中にショットが乱れて心が折れそうになったが、この日は「まだときどき危ないのが出る」としながらも練習で修正をしたり、「やるしかない」という強い気持ちを持って、しっかり振り切れている。
この日気になったのが橋本のウエアだ。練習日から初日までは「JAPAN」の文字が書かれたナショナルチームのウエアに身を包んでいたが、この日は、胸に東北福祉大学のマスコットキャラクター「福丸」が刺繍された大学のユニフォームで戦った。
「ジャパンは憧れのウエアで気が引き締まりますし、福祉大のウエアは普段よく着ていて着心地もいい」。どちらか一方を4日間着る案もあったが、「どちらも代表して来ているというのを忘れずに」という思いで、初日から交互に変えている。最終日は、「昨年と同じ色です」。歓喜を呼んだ東北福祉大の勝負カラーの黄色を着用する。
今大会4回目にして初の連覇が近づいてきた。「スコアはさらに伸びると思うので、自分は首位ですけど、周りに置いていかれない気持ちで、あまり周りを気にし過ぎずに自分らしく。自分のやりたいプレーをやりたい」。日本代表であり、東北福祉大の代表でもある橋本が残り2日で快挙を目指す。(文・小高拓)
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