渋野日向子、“番手ずらし”で2日目の巻き返しはなるか(撮影:佐々木啓)

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<TOTOジャパンクラシック 初日◇3日◇瀬田ゴルフコース北コース(滋賀県)◇6616ヤード・パー72>
出場人数78人中71位タイ。「悔しい場面が多かったので非常に残念でした」。屈辱のラウンドとなったが収穫はあった。
それがここ数カ月ずっと課題としていた2打目に光が見えたことだ。距離感のミスを減らすべく、今週はアイアンのシャフトを調整したことが奏功した。モデルは変わらずフジクラの『MCI 80-R』だが、6番から9番まで“番手ずらし”を施したのである。
番手ずらしとはその名の通り本来の番手用とは異なるシャフトを入れること。今回は「もう少しだけ硬く」するべく、7番用のシャフトを6番に挿すといった具合に一番手下のものをそれぞれ挿した。同社のツアー担当によれば「ちょっとヘッドが遅れて球が吹けあがっていて距離のロスをしていたので、それを減らす狙いでやりました」とのことだ。
すると試合でも「ボールに圧が入っていい感触がありますね」と早速手応え。ユーティリティも“チップカット”を施して、同じように少しだけ硬くして距離ロスを調整。良くなったり悪かったりを繰り返していた『2打目問題』解決の糸口がようやく見えてきた。
今大会を含めて米ツアーは残り3試合。最終戦に向けて、ぎりぎりで間に合ったと言える。今週は日本での戦いという意味でもあと3日で結果を求める。光が見えた2打目をもう少しブラッシュアップし、なおかつこの日の課題に挙げたパッティングとドライバーが改善されれば、今大会は予選落ちがないだけにまだまだ上位進出も可能だ。
ちなみに渋野は2019年にも“番手ずらし”をしている。その時は、同週に連続オーバーパーなしラウンド新記録を達成し、翌週には8打差を逆転するという神がかり的な勝利を決めている。今回も“番手ずらし”から一気に流れが変わるのか。(文・秋田義和)
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