F16戦闘機の整備センターを視察する蔡英文総統(右から2人目)

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(台中中央社)蔡英文(さいえいぶん)総統は1日、中部・台中市にある漢翔航空工業の航空宇宙研習園区を訪れ、同社が行う主力戦闘機「F16」の整備状況などを確認した。蔡氏は、国防力の蓄積と強靭性(きょうじんせい)の構築は台湾が生存するために必要なことだとし「自主国防は国防力の強靭性を構築するための重要な鍵だ」と語った。

蔡氏は総統就任後、防衛産業のサプライチェーン(供給網)構築を重要な推進項目の一つにしたと説明。戦闘機の自主整備力を高め、整備にかかる時間を短縮することはこのサプライチェーンの重要な業務だと述べた。

2年前に設立したF16整備センターは米国のメーカーと漢翔が共同で推進、立ち上げた整備基地であり、台米の防衛産業における協力の成果だと指摘。整備時間の短縮で戦闘機の稼働率が上がり、空軍のステルス作戦能力も安定し、台湾空域の安全をさらに確保できるようになったと語った。

また漢翔など各メーカーに対しては、官民協力の機会をつくり、台湾を自主国防の道で順調に前進させていると強調。「あなた方は中華民国国軍が国家を守る重要な後ろ盾だ」として感謝を示した。

蔡氏は、経済部(経済省)や国防部(国防省)、整備センター、国内のメーカーが引き続き連携し、軍が国民を率いて空軍内部の需要だけでなく、国際航空市場での商機を切り開き、世界における航空宇宙サプライチェーンの地位を高めたいと期待を寄せた。

(趙麗妍/編集:齊藤啓介)