台湾・高雄の製油所で火災 陳市長、全面検査を要求 約2400万円の過料も=高雄市政府提供

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(高雄中央社)27日午後10時35分ごろ、南部・高雄市小港区の台湾中油大林製油所で火災が起きたと同市政府消防局に通報があった。けが人はなく、火は同11時42分に鎮圧されたが、現場を視察した陳其邁(ちんきまい)市長は、台湾中油に対して530万台湾元(約2400万円)の過料を科す考えを示した他、全面的な検査を求めた。

陳氏によると、石油製品から硫黄化合物を除去する水素化脱硫の施設でメンテナンスを実施していた際、パイプの中に残っていた水素が燃え上がったという。

台湾中油に対しては、市環境保護局が大気汚染を引き起こしたとして500万元(約2280万円)、労工局も安全面の規定に違反したとして30万元(約140万円)の過料をそれぞれ科す方針。

同製油所では過去にも火災などのトラブルがあり、近隣住民から不満や不安の声が上がっていた。陳氏は製油所の再開について、火災が起きた施設の全面的な検査で安全性に問題がないことが確認されてからとコメント。「台湾中油は社会の安全を脅かす不必要な事故を起こすべきではない」と不快感をあらわにした。

(曽以寧/編集:齊藤啓介)