ボーナス未払いが理由だった!?(撮影:GettyImages)

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8月3日、フィル・ミケルソン(米国)を筆頭にLIVゴルフに参戦するブライソン・デシャンボー、テーラー・グーチ(すべて米国)、カルロス・オルティス(メキシコ)、イアン・ポールター(英国)、ピーター・ユーレイン、ジェイソン・コクラク、パット・ペレス(米国)、アブラハム・アンサー(メキシコ)ら11名の選手がPGAツアーを相手取り、「独占禁止法違反」で米カリフォルニア州の地方裁判所に提訴、のちにLIVゴルフが加わりミケルソンら8名が裁判から降りたが、今もデシャンボーは、ピーター・ユーレイン(米国)、マット・ジョーンズ(オーストラリア)の3人は原告として名を連ねている。
28日に開幕するLIVゴルフ最終戦・チーム選手権に出場するデシャンボーは提訴から降りない理由は「昨年PIP(プレーヤー・インパクト・プログラム)のボーナスが半分しか支払われていないから」と米スポーツ専門局のESPNに語った。
昨年から始まった“PIP”は、年間を通じてファンやスポンサーへツアー人気に貢献した選手トップ10名に、総額4000万ドル(約58億円)のボーナスが支払われるというもの。5位に入ったデシャンボーは350万ドル(約5億750万円)を獲得したが、実際には2月にその半分の175万ドル(約2億5375万円)しか受け取っていないのだという。
「お金の問題ではない。これは信義の問題だ」とデシャンボーは怒る。
実際には残りの半分を受け取るためには2つの条件がある。1つは「過去4年に出場していないPGAツアー大会に出場すること」、そして「チャリティーイベントに参加すること」とされている。
デシャンボーは今年4月、バレロテキサスオープンに出場、そして5月に地元テキサス州の「ファーストティ」ジュニアイベントに参加しようとたが、PGAツアーはそのイベントに参加しても条件は満たさないとした。なぜならすでにデシャンボーは良好なツアーメンバーではないと位置付けられたからだという。
「ツアーは僕が良いメンバーではあないから、ジュニアイベントに参加することは認めない、と言った。なんて大人げない対応だと思った。彼らを尊重するし理解しようと思うが、しかし(PIPは)すでに昨年に完結しているものだ。だから訴訟に加わった」とデシャンボー。
同様に“PIP”で10位だったバッバ・ワトソン(米国)も300万ドル(4億3500万円)の半額を受け取っていないという。「イベントに参加しようとしたが、2度もPGAツアーがキャンセルした。自分は義務を果たそうとしたのに」という。バッバはケガのためプレーはしていないが、来季からLIVゴルフへの参戦を決めている。「(お金は)もらわなくても大丈夫。幸運なことに僕は食べるのには困らない」と話した。
本件に関するPGAツアーからのコメントは出ていない。(文・武川玲子=米国在住)

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