「テレビでしか見たことがない人」 岩崎亜久竜が松山英樹と9ホールの“夢のような時間”
“ほぼ”ツアールーキーでブレーク中の岩崎亜久竜(あぐり)が、夢の舞台で夢のような時間を過ごした。13日(木)に開幕する国内開催のPGAツアー「ZOZOチャンピオンシップ」に出場する岩崎は、師事する黒宮幹仁コーチ経由で「テレビでしか見たことのない人」という2021年マスターズ覇者の松山英樹と9ホールの練習ラウンドを行った。
20年にプロ転向した岩崎は、300ヤード超えのドライバーショットとアイアンショットの精度が武器。自身のツアー出場2戦目となった今季開幕戦「東建ホームメイトカップ」で5位に入ったのを皮切りに、2位1回、3位1回など、未勝利ながら賞金ランキング9位で今大会の出場権をつかんだ。
近い将来PGAツアーのツアーカード取得を目指す岩崎は、ZOZOの出場が決まると「海外の選手と回って練習ラウンドをどうやっているのか学びたかった」と松山とのラウンドを懇願。練習日から大勢のギャラリーに囲まれたが、「見られていることよりも、松山さんの存在が…試合以上の緊張感がありました。夢のような時間でした」と硬さがつきまとうラウンドとなった。
「岩崎です」と控えめに挨拶を済ませるとラウンド中は会話をする場面もあったが、「あまり聞くのも失礼かなと思って」とゴルフの質問はせずに見て学んだ。「練習ラウンドでも、本番と同じように集中している感じで、あそこまで集中して(練習ラウンドを)やっている人は見たことがなかった。凄かったです」と刺激を受けた。
また、ショットやショートゲームも食い入るように見ていたが、「スイングは速くて見ても分からなかったですけど、アプローチとかも全体的にスイングスピードが速くてスピンも入っていて、参考になるところもたくさんありました」と収穫もあった。
国内開催とはいえ、PGAツアーは岩崎にとって夢舞台である。「ラフが全部ティイングエリアの方に向かっていて立っています。入ったらすっぽり埋まってグリーンに乗せるのも難しい。国内ツアーとは違います」と逆目にされたPGAツアー流のラフの難しさを感じる。コースの難しさ、海外のトップ選手とラウンドする4日間は「これからのいい経験になりそう」。
今大会で優勝すればすぐにツアーカードが手にでき、上位に入れば来年の入れ替え戦出場のチャンスも膨らむ。「今週自分のできることをしっかりやって、取りこぼすことなくがんばりたいです」と目を輝かせた。(文・小高拓)
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