仏アビニョン演劇祭でパレード、台湾の3団体が観客魅了
パレードに参加したのは、太古踏舞団の新鋭による「無尽胎蔵」、ハンダンス(翃舞製作)による「再見」、0471特技肢体劇場による「彼此彼此」の3作品。
「無尽胎蔵」は「静をもって動を制す」をコンセプトに、ベージュの布に身を包んだ役者が音楽を伴わずに登場し、観客を静かにさせるという神秘的で儀式のような演出で注目を浴びた。観客の一人は、絵画のように清らかなパフォーマンスだったと形容し、「役者が登場するとその場が静まった。作品は本当に力強く、やや荒々しさもあり、それと同時にとても魅了された」と話した。
太古踏舞団の林秀偉アートディレクターは「全ての台湾の参加チームのPRは大成功だった」と喜んだ。
パリ台湾文化センターの胡晴舫センター長は、台湾は欧州、特にフランスのテレビ、視覚芸術、パフォーマンスなどにおいてブランド化されていると紹介。台湾人は細やかな感情を表現するのに長けているとし、「これは台湾社会の自由度と関係がある。国家主義から解放され、自分に目を向けて心に耳を傾けられるようになった。それが作品上では非常に繊細でかつ普遍性をもって表現され、共感を呼びやすくなっている」と分析した。
同センター主導で台湾の団体を同演劇祭に参加させるのは今年で15年目。3作品は7日から30日まで開かれる同演劇祭の自主参加部門「オフ」で上演される。
(曽婷瑄/編集:名切千絵)
