高尾山ってこんなところ!

ケーブルカーの麓の乗降駅、清滝駅

高尾山は、東京・八王子市にある標高599mの山。明治の森高尾国定公園内にあり、高尾山山頂に登るには、自然研究路1号路〜6号路と稲荷山コースという7つの登山道から選んで登ります。

「郄尾山薬王院」の境内で、いろんな天狗像を探してみよう

高尾山が人気の理由のひとつに、多彩な立ち寄りスポットがあります。主に自然研究路1号路(表参道コース)には、名物グルメがある茶屋や売店からご利益めぐりが楽しいパワースポットまで、休憩しながら楽しめるスポットが揃っています。

高尾山を登るだけなら、普段着と歩きやすい靴でOK!

麓から高尾山山頂までの往復なら、リュックに動きやすい服装で大丈夫。ただし、山の天候は変わりやすいので、上着を持参するなど温度調整しやすい服装がおすすめです。
持ち物は、水や非常食(おやつ)などのほか、帽子やレインウエアがあると安心。携帯の電波が入るので、もちろんスマホも使えます。山頂で山の空気を吸いながらピクニック気分で食事を楽しみたい人は、お弁当やレジャーシートの持参もおすすめ。駅周辺や登山道、山頂にある売店で飲食物の購入やイートインも可能です。
また、登山道では登り優先で山側を歩く、挨拶されたら返す、ごみは持ち帰る、花や石など山のものは持ち帰らない、これら最低限のマナーを守って楽しみましょう!

高尾山へのアクセス

高尾山観光の玄関口である京王高尾線高尾山口駅は、建築家・隈研吾氏の設計

高尾山へは電車で行くのがおすすめ。新宿駅から京王線の場合は、京王高尾線の終点・高尾山口駅まで特急で約50分。土休日のみ運行の「Mt. TAKAO号」(全席指定、別途1席410円)なら、確実に座れるので体力をキープできますね。
新宿駅からJR中央線の場合は、高尾駅で京王高尾線に乗り換えて、高尾山口駅へ。こちらも約1時間で到着です。

【上り】ケーブルカーを使って見どころ満載の1号路をゆる〜く登る

ルートマップを見て山全体のイメージをつかもう

主な登山道は、自然研究路1号路〜6号路と稲荷山コース。今回は、初心者向けなので1号路(表参道コース:3.78km、登り約1時間40分)で登り、4号路(吊り橋コース:1.5km、下り約50分)で下りるルートをご紹介します。

ケーブルカーは、「もみじ号」と「あおば号」がある

駅員さんがきっぷを切ってくれるなんて感動!

まずは、高尾山口駅から徒歩5分ほどの清滝駅へ。初心者には、麓の清滝駅と山の中腹にある高尾山駅を結ぶケーブルカーに乗るのがおすすめ。約6分で中腹まで簡単に登れます。

車窓からの眺めにテンションがアガる

このケーブルカーは、高低差271mを一気に登ることができ、日本で最も急な坂を登ることでも有名です。途中にある急こう配にさしかかると、自力では立っていられないほどの重力が! 手すりなどに捕まって、倒れないよう気をつけましょう。

■高尾山ケーブルカー
たかおさんけーぶるかー
TEL:042-661-4151(高尾登山電鉄)
時間:8時始発〜15分間隔で運転、終発は季節や曜日によって異なる。
料金:大人 片道490円、往復950円

烏天狗がモチーフの「天狗焼」180円

外はカリカリで、中には北海道産の黒豆餡がぎっしり。ほどよい甘さで食べごたえ十分!

ケーブルカーを降りるとすぐに見えるのが「高尾山スミカ」。1階に蕎麦処や売店、2階にカフェを構える店舗で、高尾山の名物グルメとして大人気の「天狗焼」(180円)が購入できます。下山後だと売り切れる場合があるので、登る前に食べるのがおすすめ。

■高尾山スミカ
たかおさんすみか
住所:東京都八王子市高尾町2182
TEL:042-661-4151(高尾登山電鉄)
営業時間:10時〜16時30分(冬期は〜16時)
定休日:無休

「霞台」

「霞台」からの眺め

1号路最初の見どころは、展望スポット「霞台」(かすみだい)。写真にある十一丁目茶屋横の展望スポットからは、横浜方面が見渡せます。

「タコ杉」

続いて、現れたのが樹齢400年を超える杉の大木「タコ杉」(たこすぎ)。根っこがタコの足のように見えることに由来。どのアングルから撮るとタコらしく見えるか工夫して撮影してみて。

「浄心門」

1号路は、山頂までの道中にある仏教寺院「郄尾山薬王院」への表参道でもあります。この「浄心門」から先は、「郄尾山薬王院」の聖域。一礼して進みましょう。

「男坂/女坂」。「男坂」の階段は、煩悩の数と同じ108段!

少し歩くと分かれ道にぶつかります。右手が蛇行するゆるやかな「女坂」、左手が階段を登る「男坂」。今回は、初心者向けの“ゆる登山”なので「女坂」を進みます。

「東京みたらしだんご」400円

炭火の香りが食欲を刺激する

「男坂」と「女坂」の合流地点に現れるのが、老舗茶屋「ごまどころ権現茶屋」です。人気メニューは、大ぶりなだんご。うるち米とごまで作っただんごを炭火で焼き、特製のしょうゆダレをたっぷりかけてくれます。店の前にあるベンチに座って、ひと息つきましょう。

■ごまどころ権現茶屋
ごまどころごんげんちゃや
住所:東京都八王子市高尾町2177-2
TEL:042-661-2361
営業時間:11時〜16時LO
定休日:不定休

「天狗の腰掛け杉」

だんごを食べて歩き出すと、大杉が立ち並ぶ「高尾山大杉原」に到着。赤い灯籠と緑の杉のコントラストが美しい杉並木です。なかでも参拝客を見守る天狗が腰かけていたと語り継がれる「天狗の腰掛け杉」は必見! てっぺんが見えないほどの巨木ですよ。

「四天王門」

四天王のひとり、持国天

「郄尾山薬王院」の天狗像

「四天王門」をくぐれば「郄尾山薬王院」に到着。境内に入ると長い鼻を持つ「大天狗」と、烏のようなくちばしを持つ「烏天狗(小天狗)」が出迎えてくれます。御本尊である「飯縄大権現」(いづなだいごんげん)を守る従者とされ、高尾山ならではの存在です。

御朱印帳は購入することも可能。天狗をあしらった御朱印帳(1800円)もある

「御本尊御朱印」300円

毎月28日限定の「お不動様御縁日御朱印」1000円(書き置きのみ)

「郄尾山薬王院」の参拝記念に、「お護摩受付所」にて御朱印をいただきます。御朱印帳を忘れても、“書き置き”をいただくことも可能。高尾山の思い出とともに大切に保管しましょう。

開山本尊の薬師如来と中興本尊の飯縄大権現を祭る「郄尾山薬王院 大本堂」

飯縄大権現を祭る「郄尾山薬王院 本社」

「郄尾山薬王院」は、天平16(744)年に高僧・行基によって開山され、その後、高僧・俊源大徳により中興された神仏習合の名残を残す真言宗のお寺。除災開運、災厄消除、招福万来など様々なご利益をもたらすパワースポットで、登山者の多くが参拝に訪れます。

■郄尾山薬王院
たかおさんやくおういん
住所:東京都八王子市高尾町2177
TEL:042-661-1115(受付時間9〜16時)
料金・時間・定休日:参拝自由

「高尾山山頂」。登頂の記念撮影をお忘れなく!

晴れた日には富士山が見えることも!

「郄尾山薬王院」から約20分で「高尾山山頂」に到着! 山頂は広場になっていて、レジャーシートを広げて食事を楽しむ人で賑わいます。蕎麦などをいただける茶屋や売店、高尾山について学べる「高尾山ビジターセンター」もあり、休みながら楽しく過ごせますよ。

下りは吊り橋がある4号路で森の中をハイキング!
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【下り】吊り橋がある4号路で森の中をハイキング

4号路の入り口

下りは山頂から1号路を少し戻って、4号路から帰ります。4号路は、カエデやブナなど落葉広葉樹の森を歩くコースで、途中で吊り橋を渡り、「浄心門」で1号路と合流します。階段や木の根っこ、路肩の崩れなどに注意しながら歩きましょう。

木々の美しさに見とれてしまう

分かれ道には案内板があるので安心

森の自然を学べる案内板もあり、山歩きが楽しくなる

吊り橋は4号路のハイライト!

30分ほど歩くと吊り橋「みやま橋」に到着! 川のせせらぎや鳥のさえずりを聞きながら、橋に迫りくる木々をかき分けるように渡ります。頑丈な吊り橋ですが、人が歩くと微妙に揺れるのが、楽しいですよ♪

人を入れて湾曲する登山道を撮影

光が差す登山道を撮影

木々が間近に迫る4号路は、撮影も楽しい登山道です。湾曲する道や高低差のある道を撮影すると高尾山のスケール感を感じられますし、木漏れ日が差す道を撮影すると高尾山の神々しさを感じる1枚に。すれ違う人に気をつけながら、写真撮影も楽しんでみて。

2階「SUMIKA TABLE」の「クリームソーダ」700円

1階「高尾山スミカ」売店で、おみやげに購入した「高尾ビール」780円

ケーブルカーを降りた高尾山駅まで戻って来ました。このまま下山する前に、「高尾山スミカ」の2階にあるカフェ「SUMIKA TABLE」でひと休み。窓に面したカウンター席で人気の「クリームソーダ」700円をいただきます。見晴らしよく、風が吹き込んで疲れが吹き飛びました。1階「高尾山スミカ」売店で地ビールや天狗グッズなど、おみやげ探しもおすすめ!

■SUMIKA TABLE
すみか てーぶる
住所:東京都八王子市高尾町2182 高尾山スミカ2階
TEL:042-661-4151(高尾登山電鉄)
営業時間:10時〜16時30分(冬期は〜16時)
定休日:無休

2人乗り観光リフト。アルコールを飲んだ人は、安全のためケーブルカーを利用しよう(写真提供:高尾登山電鉄)

歩いても下山できますが、リフトかケーブルカーがおすすめ。行きがケーブルカーだったので、帰りはリフトに乗ってみましょう。上りより下りのほうが、眼下に広がる景色を眺められますよ。ツバキやヤマザクラなど四季を彩る花々を探すのも楽しいはず。

■2人乗り観光リフト
ふたりのりかんこうりふと
TEL:042-661-4151(高尾登山電鉄)
時間:平日は9時〜16時30分(12〜4月は〜16時)。土・日曜、祝日は変更あり。
料金:大人 片道490円、往復950円

【下山後】アフターのお楽しみもたくさん♪

高尾山口駅の自動券売機左手の入り口から入ると「京王高尾山温泉/極楽湯」に到着(写真提供:京王高尾山温泉/極楽湯)

露天岩風呂(男湯)(写真提供:京王高尾山温泉/極楽湯)

リフトを降りて、京王高尾線高尾山口駅まで戻ってきました。高尾山の魅力は、麓にも様々な施設があり、アフターが楽しめること。なかでも、汗を流したい人におすすめなのが、「京王高尾山温泉/極楽湯」です。地下約1000mから汲み上げた天然温泉を楽しめる露天岩風呂をはじめ、檜風呂や替り風呂など多彩なお風呂やサウナ、マッサージでリフレッシュ!

■京王高尾山温泉/極楽湯
けいおうたかおさんおんせん/ごくらくゆ
住所:東京都八王子市高尾町2229-7
TEL:042-663-4126
営業時間:8時〜22時45分(最終入館22時)
料金:1000円(土・日曜、祝日と繁忙期1200円)
定休日:無休(点検日休み)

「ティラミス」770円(写真提供:TAKAO COFFEE)

高尾山を思わせる山型のパッケージ入りコーヒー豆「YAMABIKO BLEND」756円(80g)をおみやげに

甘いもので疲れを癒やしたい人におすすめなのが、高尾山口駅から4分ほど歩いたところにあるカフェ「TAKAO COFFEE」。店内で焙煎したコーヒー豆を丁寧にハンドドリップしたコーヒーと、老舗洋菓子店で培った本格的なケーキをいただけますよ。

■TAKAO COFFEE
たかおこーひー
住所:東京都八王子市高尾町2400-1
TEL:042-662-1030
営業時間:10〜18時
定休日:無休

定番スポットを網羅した、登山経験ゼロでも登れる高尾山ワンデイ・トリップ。都心からこんなに近い登山スポットは、なかなかありません! 季節を変えて訪れて、次は自分好みのルートを発見してみませんか?

■高尾山ビジターセンター(たかおさんびじたーせんたー)
住所:東京都八王子市高尾町2176
TEL:042-664-7872
営業時間:10〜16時
料金:入館無料
定休日:月曜(月曜を含む連休の場合は最初の平日が休み)

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Text:山田裕子(editorial team Flone)
Photo:斉藤純平

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