【前園真聖コラム】第408回「日本代表が準備すべきことに『今さらない』と言った理由」
実際、今後日本代表がワールドカップまでに試せる時間というのは、9月に予定されているアメリカ戦を含む練習試合の2試合、そしてもしかしたら本大会前にできるかもしれないという1試合ということになります。となると、今さら新しいことはできません。
それなのにブラジル戦、チュニジア戦と枠内シュートが0本に終わり、日本代表の前途には重い暗雲が立ち込めている雰囲気になっていると思います。
また6月の4試合はワールドカップと同じ中3日の戦いをすることで、どうコンディションを作っていくのか試しました。9月はドイツとスペイン、そしてコスタリカという対戦相手をしっかり想定した戦いを見せることで、期待度が増すのではないでしょうか。
それから7月のE-1選手権に思い切った選手を招集し、その後9月の試合に呼ぶことでチームは変わると思います。これまでの選手にも強烈な刺激を与えられるでしょう。
つまり「新しいこと」はもうできませんが、まだできることはあるということです。そういう森保監督の手腕を見せてほしいと思います。
(撮影:岸本勉/PICSPORT)
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1973年生まれ。横浜フリューゲルス、ヴェルディの他、ブラジルなどでプレー。アトランタ五輪では、主将として28年ぶりに五輪出場を決めた。2005年引退後は解説の他、少年サッカー普及に従事。2009年、ビーチサッカー日本代表としてW杯に出場。ベスト8に貢献した。