家族が増えたり、子どもが成長したりすると、ファミリーカーの購入や乗り換えを検討する方が多いのではないでしょうか。ファミリーカーといえばミニバンのイメージが強いですが、SUVやコンパクトカー、軽自動車もファミリーカー向きの車種が増えています。

しかし、数ある車の中から1台に決めるのは一苦労。この記事では、ボディタイプごとに人気のファミリーカーを紹介します。選び方のポイントも解説するので、ぜひチェックしてみてください。

ファミリーカーを選ぶ時のポイントは3つ

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ファミリーカーは家族全員を乗せて快適に移動できる車のことです。大きい車をイメージされる方も多いですが、家族構成によっては必ずしも大きい車が適しているとは限りません。

3~4人の家族で大量のまとめ買いや、遠乗りする機会が少なければ、軽自動車やコンパクトカーでも問題ないでしょう。コンパクトで小回りが利く車なら、運転にあまり慣れていないママも安心です。

ファミリーカーを選ぶ際には、以下3つのポイントを意識しましょう。

家族の人数に合わせた車種を選ぶ 目的に合う性能の車種を選ぶ 予算内で車種を選ぶ

上記のポイントについて、1つずつ解説していきます。

■家族の人数に合わせた車種を選ぶ

ファミリーカーを選ぶ際は、乗車人数に合わせた車種を選びましょう。家族人数プラス1人した最大乗車定員の車種がベスト。

車種ごとの最大乗車定員は、軽自動車が4人、コンパクトカーやSUVは5人、ミニバンは7人が一般的です。家族が増える予定があれば、それも踏まえて車種を選びましょう。

■目的に合う性能の車種を選ぶ

目的や用途、趣味に合わせて車種を選ぶことも大切です。キャンプや登山といったアウトドアで大きな荷物を積む機会が多い場合には、荷室が広いミニバンもしくはSUVタイプを選びましょう。

小さい子どもやお年寄りを乗せる機会が多ければ、軽自動車やミニバンタイプのようにスライドドアがついたモデルが役立ちます。乗り降りしやすく、ボタン1つで開閉できるのでとても便利です。

■予算内で車種を選ぶ

ゆとりある広さで快適に過ごせるフルサイズミニバンも、価格が高額になるのが難点です。家族が増えたり、大量の荷物を載せる機会をイメージしたりすると、ついつい大きいサイズが欲しくなってしまいます。大きいサイズになるほど高額になるため、予算内で選ぶことが大切です。

ただし、高級フルサイズミニバンは下取り価格が高くなるモデルが多いため、リセールバリューも考慮して選ぶとよいでしょう。

新車と中古車のメリット・デメリット

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ファミリーカーを選ぶ際に「新車と中古車のどっちがいい?」と悩む方が多いはずです。それぞれメリット・デメリットがあるので、重視するポイントを踏まえて選びましょう。

新車のメリットは、最先端の安全装備が搭載されていることです。ただし、中古車に比べて価格が高くなるので、やや高くても家族の安全性を重視するなら新車を検討しましょう。

中古車は安価で購入できるのがメリットです。同じ予算でもワンランク上の車に手が届き、想定以上のグレードを購入できることもめずらしくありません。ただし、車種やモデルによっては、安全性が低い場合があるので注意が必要です。

近年人気のあるファミリーカーはどれ?

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ファミリーカーと呼ばれるモデルは、以下の4種類です。一言ではまとめられないほどバリエーションがあり、モデルごとに人気車種は異なります。

軽自動車 コンパクトカー SUV ミニバン

ここからは、モデルごとの人気車種TOP3を紹介します。

ファミリーに人気の軽自動車TOP3

車体価格やランニングコストの安さから軽自動車をファミリーカーとして利用する方が増えています。ミニバンのように子どもが立ったまま着替えられる室内高の軽自動車もあり、使い勝手は決して悪くありません。

さらに、スライドドアや低床設計といった子どもが安心して乗り降りできる設計を採用する車もあるので、ファミリーカーとして人気が高いのです。ここからは、数ある軽自動車の中でファミリーカーにふさわしい3つの車種を紹介します。

■第3位:ホンダ N-BOX

パワフルさを感じさせる個性的なデザインが魅力のホンダ N-BOXは、軽自動車の中で最大級の広さを誇ります。広さの理由は、ホンダ独自の「センタータンクレイアウト」を採用しているためです。

通常、後席下に搭載されている燃料タンクを運転席と助手席の間に搭載することで、使える空間が劇的に広がりました。低い床と高い天井で自転車などの荷物も難なく入るでしょう。

低燃費でパワフルな走行性能を実現していますが、ファミリーで使用するなら、よりパワーがあるターボモデルがおすすめです。

■第2位:ダイハツ タント

スーパーハイトワゴンの先駆けであるタントは、軽自動車とは思えないほどの解放感があります。助手席と後席が大きく開く「ミラクルオープンドア」を採用しており、間に柱がないのでチャイルドシートの取り付けや、子どもを抱えたままの乗車も簡単です。

さらに、室内は高さがあり後席の足元が広いので、ベビーカーを折りたたまずそのまま載せることが可能です。運転席には「ロングスライドシート」機能を搭載しており、最大540mmスライドするので、運転席に座ったまま後席の荷物に手が届きます。また、運転席からワンタッチでスライドドアが閉められるのも魅力の1つです。

■第1位:日産 ルークス

日産技術のプロパイロット搭載で高い安全性を誇るのがルークスです。歩行者や他車との衝突を未然に防ぐ「インテリジェントエマージェンシーブレーキ」や、踏み間違い防止アシスト機能も搭載しており、安全性を重視したいファミリーカーにピッタリ。

さらに、車内を広々使えるトータルワゴンなので、子どもはもちろん、大人が乗っても十分余裕があります。前席には疲れを軽減する日産独自開発の「ゼログラビティーシート」も採用されており、長時間の運転でも疲労を最小限に抑えてくれるでしょう。

子どもだけでなく大人にも優しい車なので、日常生活やアウトドアなどの長距離運転にも最適です。

ファミリーに人気のコンパクトカーTOP3

子どもが1人の家庭なら、コンパクトカーも選択肢に入るでしょう。最近では、室内が広く設計されたコンパクトカーが増えており、ファミリーカーとして十分適用できます。

大きい車を運転したくない女性でも、このサイズなら安心。ゆとりある車内空間で、狭い道でも運転しやすいのがコンパクトカーの魅力です。中でもファミリカーとして人気の車種を3つ紹介します。

■第3位:スズキ ソリオ

以前はワゴンRワイドとして販売されていましたが、2011年にソリオと車名を変更。ベースとなったワゴンRにパワースライドドアが加わり、乗り降りしやすいファミリーカー向けの仕様になりました。

後席左側には「ワンアクションパワースライドドア」が装着され、ドアスイッチを押すだけで自動開錠・自動オープン。開閉中にドアハンドルやドアスイッチを操作すると、好きなタイミングでドアを停止できます。雨の吹き込みを避けたり、ちょっとした荷物の出し入れにも便利な機能です。

コンパクトなボディサイズのため、ミニバンと比較しても取り回しがよく、狭い道でも快適に運転できるでしょう。

■第2位:ホンダ フィット

燃料タンクを前席下に設置することで、車内空間やラゲッジスペースの広さを確保したフィット。大人が4人乗車しても後席にゆとりがあるので、4人家族でも十分快適な広さです。

さらに、全長が短く混雑した街乗りや狭い道でも楽に移動できるため、普段あまり運転しないママも安心できるでしょう。

e:HEVモデルなら走行シーンに合わせて、EVモード・ハイブリッドモード・エンジンモードの3つを切り替えでき、効率のよい走りを実現しました。ロングドライブでも疲れにくい上質なシートを採用しているので、遠出の多いファミリーにもおすすめです。

■第1位:トヨタ ルーミー

ダイハツ トールをベースとしたルーミーは、基本的なパワートレインや室内スペースは同じ仕様となっています。軽自動車よりひとまわり大きいサイズで、ウォークスルーができる5人乗り。子どもの成長に合わせて長く乗り続けられるでしょう。

また、ワンタッチで操作できる両側スライドドアを搭載しており、寝てしまった子どもを抱えた状態でも簡単に乗り降り可能です。

エクステリアデザインは、シャープな目元が印象的な「カスタム」とカジュアルな雰囲気の「スタンダード」から選択できます。さらに、ファミリーカーとして利用するなら、遠出が多くなることが想定されるため、ターボモデルがおすすめです。

ファミリーに人気のSUV TOP3

世界的に人気が高まっているSUVは、アウトドアやレジャーだけに特化した車ではありません。日常生活に役立つ装備や機能も充実しており、ファミリーカーに選ぶ方も増えています。

後席やラゲッジルームが広く、荷物が多くなりがちなお出かけにもピッタリ。SUVの中でもファミリーカーとして人気の高い3つの車種を紹介します。

■第3位:日産 エクストレイル

ミドルクラスのSUVになるエクストレイルは、雪道やちょっとした悪路での走破力が特徴です。さらに、ハイブリッドシステム搭載でボディサイズのわりに燃費性能がよく、長期的なランニングコストを抑えられるでしょう。

3列シートの最大7人乗り仕様も用意されており、家族の人数が増えても十分対応可能です。広い車内空間を求めるアウトドア好きの家族に最適のファミリーカーといえるでしょう。

■第2位:トヨタ RAV4

SUVの中でも使い勝手を重視したRAV4は、ミニバンにも劣らない車内空間とラゲッジスペースを備えています。車高の高いSUVは子どもの乗り降りが不安ですが、幅広に設計されたステップがあるため、小学生くらいになれば容易に足をかけられるでしょう。

荷物をたくさん積み込んでもデジタルインナーミラーが装備されており、車の後方に搭載されたカメラの映像に切り替え可能です。さらに、リヤバンパーの下に足を出し入れするだけで手を使わずにバックドアを開閉できます。

豊富な装備や機能は、アウトドアだけでなく日常生活に利用するファミリカーとしても大きな役割を果たすでしょう。

■第1位:ホンダ ヴェゼル

ボディと同色のフロントマスクが洗練されたシンプルな印象を与えるヴェゼル。リアウインドーとルーフがしなやかなラインを描くクーペスタイルが特徴です。

さらに、後席を跳ね上げ、広いスペースを確保できるのはヴェゼルならでは。競合車にはみられない独自の機能です。大きい荷物の積み込みや、子どもの着替えにも十分な広さといえるでしょう。

また、スマホを使って施錠やエアコン操作ができるHonda CONNECTを搭載しているのもポイントの1つです。都市圏に馴染むデザインに加えて、後席のカスタマイズ性を重視するならヴェゼルをおすすめします。

ファミリーに人気のミニバンTOP3

ファミリーカーの定番であるミニバン。車内の広さはもちろん、安全性や快適性など、長距離運転のストレスを抑えて退屈しないよう設計されています。

遠出や実家への帰省にも向いており、運転のしやすさはママからも好評です。ファミリーカーの定番になりつつある3つの人気車種を紹介します。

■第3位:日産 セレナ

ミニバンの中でもトップクラスの広さを誇るセレナは、3列目までゆったりとした広々空間が魅力です。パワースライドドアの開閉ボタンは3列目にあるので、後席からもスムーズに乗り降りできるでしょう。

自動でバック駐車を行う「インテリジェントパーキングアシスト」や、4ヶ所に取り付けたカメラが車の周囲全体を真上から見下ろした視点でディスプレイに映し出す「アラウンドビューモニター」といった安全装備が充実。

さらに、運転支援システム「プロパイロット」でアクセル・ブレーキ・ステアリング制御が全自動に切り替わります。先進技術を凝縮した安全性の高いミニバンなので、家族での遠出も快適に楽しめるでしょう。

■第2位:ホンダ フリード

コンパクトなサイズ感ですが大人6人が乗れる広さを確保したフリード。視界が広く運転しやすいのが特徴です。

街中の狭い道路を走行する際にちょうどよい大きさにこだわって開発され、燃費はコンパクトミニバンの中でトップクラス。低床設計で重い荷物の積み下ろしや、子どもの乗り降りが簡単なのも魅力の1つです。

クロスオーバーSUVテイストを取り入れた「クロスター」というグレードでは、実用的なルーフレールを装備し、雪道にも強い4WD設計。普段使いのファミリーカーとしてだけでなく、アウトドアやレジャーにも活躍する車といえるでしょう。

■第1位:トヨタ アルファード

ミニバンの中でも大きいサイズのアルファードは、トヨタミニバンの最上位モデルです。20種類以上のグレードを備え、ビジネス用に使用されることもありますが、ファミリーカーとしても高い人気を誇ります。

人気の理由は驚くほど広い車内空間。2列目シートでも足を伸ばして座れるので、長距離ドライブのストレスを最小限に抑えてくれます。さらに、シートが最大720mmスライドするので、荷物スペースの確保やスムーズな乗り降りに役立つでしょう。

ビジネス目的で使用されることがあるため、安全性や走行性を追求した上質な走りもポイントです。子どもが大きくなってもゆったり座れるアルファードなら、乗り換え不要で長く使い続けられるでしょう。

選び方を踏まえて家族にピッタリのファミリーカーを購入しよう

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ファミリカーといえばミニバンのイメージが強いですが、SUVやコンパクトカー、軽自動車も選択肢として考えられるでしょう。大切なのは、家族の人数や目的に合う性能の車種を選ぶこと。もちろん、予算内で購入することも重要です。

ファミリーカー選びにお困りの方は、本記事で紹介したボディタイプごとの人気ランキングを参考にしてみてください。気に入った車種が見つかったら、パンフレットやカタログだけでなく、実際に試乗して操作性をチェックすることが大切です。

家族にピッタリのファミリーカーを選び、快適なカーライフを送りましょう。