日本は自動車保有台数で世界第3位だが、交通事故による死者数は少ない。中国メディアはこのほど、日本の交通事故死者数が少ない理由について考察する記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

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 日本は自動車保有台数で世界第3位だが、交通事故による死者数は少ない。中国メディアの捜狐はこのほど、日本の交通事故死者数が少ない理由について考察する記事を掲載した。

 警察庁によると、2021年の交通事故による死者数は2623人で、5年連続で最少を更新したという。これは年間6万人を超えるといわれる中国の交通事故死者数と比べると人口規模の違いを加味しても非常に少ない。なぜ日本は交通事故による死者数が少ないのだろうか。

 記事はその理由の1つとして「車道と歩道の区別が明確」であることだと分析した。この点で中国は区別が明確ではない道路が多いため、事故が起きやすいとしている。

 2つ目の理由は「交通ルールを守る意識が高いこと」だ。事故の多くは交差点で発生しているが、中国では今でも歩行者や自転車などの信号無視が多く、自動車も信号が変わる前に急いで通り過ぎようとするので事故が増えてしまうと強調。中国では歩行者も自動車も「1秒を争う」かのように通り過ぎるのに対し、日本は幼い時から交通ルールを守るよう教えられているとの違いがあると伝えた。

 3つ目の理由として「法律による罰則が厳しいこと」を挙げた。例えば、飲酒運転に対する罰則は非常に厳しく、運転者だけでなく同乗者や酒を提供した店まで罰則が及ぶとその厳しさを強調した。中国でも飲酒運転については厳しい罰則があるが、それでも同乗者や店までは罰則が及ばないので日本ほどではないと言えるだろう。

 最後に記事は、日本では運転手のモラルが高く、互いに譲り合う精神が行きわたっているとも指摘しているが、こうした運転マナーの良さこそ自動車事故を減らすための最も大きな要因ではないだろうか。この点で、中国は交通マナーを改善するのにまだまだ時間がかかりそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)