中国のポータルサイトに「どうして中国人はサンマをおいしいと思わないのか」とする記事が掲載された。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国のポータルサイト・百度に13日、「どうして中国人はサンマをおいしいと思わないのか」とする記事が掲載された。
 
 記事は、日本ではサンマが「秋の風物詩」として古くより好んで食されてきた魚で、かつては豊富な漁獲量で廉価だったことから庶民が愛して止まない秋の味覚だったと紹介。しかし、近年では漁獲量が減少しており、「中国人がサンマを獲るようになってなかなか食べられなくなった」という不満の声すら出るようになったとした。そして、確かに最近では中国国内でもサンマが売られているのを見かけるようになったと伝える一方で「サンマを食べたことのある中国人で、おいしいと感じた人は決して多くない」と指摘した。
 
 その理由についてまず、中国近海ではサンマが獲れないことを挙げた。サンマは主に北太平洋に分布し、日本やロシア東部の海域から北米の西海岸を回遊していると説明し、中国近海はサンマの生息地域ではないと紹介。中国漁船は遠洋の公海でサンマを獲る必要があり、そこから本国に輸送するには冷凍しなければならないため品質の劣化がどうしても大きくなると伝えた。
 
 このため、中国国内では新鮮で脂の乗った生サンマが出回ることは非常に稀であり、鮮度に大きな差が出ることから日本人のサンマの味に対する印象と中国人の印象にも大きなギャップが生じてしまうのだとしている。
 
 また、中国には元々サンマを食することに関連する文化が存在しないことも要因の1つとして指摘。日本には江戸時代から現在にまでつながる長くて深い「サンマ文化」が存在し、文学作品や舞台作品、映像作品でもサンマを食する場面が頻繁に登場するなど、サンマに対する思い入れが明らかに中国とは異なるとした。さらに、日本人は塩焼きが最もおいしいサンマの調理法だと認識しているほか、内臓を取らずにそのまま焼いて、内臓のほのかな苦味を一緒に味わうことがサンマの醍醐味だと考えており、この点が中国人には理解が難しいことを伝えた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)