旦那さんに「お昼ごはん、そうめんでいいよー」と言われたらイラッとする?しない?1

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ママスタコミュニティに怒れるママからのコメントが届きました。

『「お昼ごはん、そうめんでいいよー」の旦那の一言に腹が立つ!』


もし休日に旦那からこんなセリフを言われたら、皆さんはどう思いますか?

『わかるわー! 「じゃ自分でやれよ!」って思う!』


『メニュー問わず「でいいよ」が不快よね。人に作ってもらう立場の言い方じゃない』


『そんな言われ方をしたら、本当にそうめんしか用意しない。薬味もなしだ。チューブのショウガでも食ってろ。でも「そうめんが食べたい」と言ってくれたら、天ぷら盛り合わせも付ける』


「言い方に腹が立つ!」というママたちからの意見が続出しました。「でいいよ」と「がいいな」は大きく違うというのがママたちの見解のようですね。

「○○でいいよー」は優しさ?

旦那さんたちは、なぜそんな言い方をするのでしょうか。

『世の旦那は、麺類とカレーは魔法のように簡単にできあがると思い込んでいるのです。だから「妻を思いやって、そうめんでいいいよと言ってあげている」と思っているのです』




「楽をさせてあげている俺って、優しい旦那だろ?」という恩着せがましさが見え隠れすると嫌なものです。本当に優しいなら「たまには俺が作るよ」と言ってほしいと思うのは贅沢でしょうか……。

そもそも「そうめん=楽ができる」とは限らない家庭もあるようです。

『天ぷらを期待されるのがいや。「天ぷらは揚げないよ」と言ったときのガッカリした顔を見たくない。天ぷら揚げるくらいなら、他の料理の方が楽』


『そうめんだけで出しても文句は言わないけど、嫌がられるのがわかってるから天ぷらをつけたり、とろろをかけたり、サラダそうめんにしたりしている』


『昔、元カレに「えっ、普通そうめんって具がない? キュウリとかミカン、サクランボとか」と言われてムッとした思い出がある(笑)。今の旦那はネギと海苔だけでも何も言わない』


いくらそうめん自体が茹でるだけでも、具だの天ぷらだのを準備していたら手間がかかります。しかしそれもまた、料理をしない旦那さんたちには「天ぷらって揚げるだけでしょ」だなんて言われそうですね。

また具やおかずなどのことだけではなく、調理工程や洗い物の多さに言及するママもいました。

『そうめんを茹でてザルで洗って氷でしめて……。洗い物も多くなるから意外と面倒だよねー。肉を焼く方が楽!』


ザルの網目に入り込んだそうめんを取り出すときの面倒臭さ……旦那さんたちは、そんな手間なんて予想だにしてないのでしょう。

「でいいよ」が許せるメニューとは?



『「今日のお昼、カップラーメンでいいよ」って言われたよ』


『「でいいよー」は、お茶漬けでのみ使ってよい言葉だよね』


『うちの旦那は「お米とふりかけでいいよ」って言う。正しい「でいいよ」の使い方をしてくれてると思う(笑)』


「お湯をわかすだけ!」「ご飯をレンチンするだけ!」「洗い物が少ない!」など、ママたちが本当に楽できるかどうかがポイントのようです。

旦那の提案をバッサリ却下or自分で作らせる!?

ママたちだって言われっぱなしではありません。旦那さんの「そうめんでいいよ」に対する、鮮やかな切り返しも見られました。

『「そうめん無い、ごめーん!」』


『「カツ丼でいいよー!」と言い返しましょ!』


間髪入れずに明るく却下するのがコツですね。

『「じゃあ、お願ーい!」って言っちゃうよ』


『そうめんの束と麺つゆだけ準備して「はい。私はいらないから、自分の好きな分だけ茹でてね?(ニッコリ)」』


『「そうめん、いいね〜! じゃあ、鍋にお湯沸かしといて〜」。お湯が沸いたら、「あ、お湯が沸いたみたいよ! そうめん入れて! 3分ね!」』


「いいね〜」と共感しつつ、相手に考える間を与えずに指示を出すなんて完璧! 旦那も自分がそうめんを提案した手前、拒否しづらいのではないでしょうか。

「でいいよ」と言われても気にならない人も。その理由とは?

「そんなに腹を立てるほどのことではないのでは?」という意見もありました。同じことを言われても受け取り方はさまざまです。

『「そうめんだと楽だろう」と思う人もいるから、みんながみんな悪気があるわけではないのでは』


『私がそうめん大好きで毎日そうめんでもいいから嬉しいわ。もちろん天ぷらナシ、薬味アリ』


『「何でもいいよー」の方が困るわ。決めてくれるならいいと思う』


前向きなとらえ方もありますね。

『私自身が何か作るのが面倒なときや、特に食べたいメニューがないときに、旦那に「そうめんか冷や麦でいい?」って聞くことがある。だから旦那の「そうめんでいいよー」には、「あっ、私が作るのが面倒な気分だって察してくれてる!」とうれしくなる』


「楽してほしい」という旦那さんの本心がちゃんと感じられたら、「でいいよ」という言い方でも嬉しくなるのですね。なかには「でいいよ」に慣れてしまったという人も……。

『結婚当初は「○○でいいよ」じゃなく「〇〇がいい」でしょ? ってイラッとしたけれど、今はどうとも思わなくなったわ。言葉ひとつひとつにイラついていたらキリがないことを学んだ。今は「○○で」って言われたら「オッケー」と返事してるよ』


言い方を直してほしいと思っても、なかなか難しいようです。そもそも悪気はないのでしょうから、旦那さんたちは直す必要性を感じていないのかもしれません。

思いやりか恩着せか、ママたちは敏感にかぎ取っている

「でいいよ」と「がいいよ」の違い……、日本語って難しいですね。でも一番大切なのは「ママが本当に楽できるかどうかを旦那さんがわかって言っているかどうか」ということなのではないでしょうか。

最後に怒れるママたちをほっこりさせた、ある男の子の発言を紹介しましょう。

『うちの旦那も「暑いから、さっぱりそうめんでいいよ!」って言う。でも小2の息子に「火の前にいなくちゃいけないから暑くて大変なんだよ! そうめんが食べたいからお願いします! って言うんだよ」って怒られてたわ(笑)』


この息子さんは、将来きっといい旦那さんになることでしょう。世の旦那たちにも見習ってほしいですね。

文・千永美 編集・荻野実紀子 イラスト・Ponko