7年逃亡続けたイタリアンマフィア、妻のYouTubeチャンネルで料理披露しお縄
イタリアのマフィアに属し、コカイン販売など複数の罪で7年間も警察に追われ続けていた指名手配犯マーク・フェレン・クロード・ビアートが、潜伏先のドミニカ共和国で警察に逮捕されました。逮捕のきっかけになったのは、ビアートが妻とともに始めた「love for Italian cuisine(イタリア料理への愛)」と称するYouTubeチャンネル。
ビアートは自身の料理の腕前を披露する動画の数々において、顔が映り込まないよう注意を払っていましたが、身体に入れていた刺青を隠しきれていなかったことが仇となりました。
ビアートは5年前にドミニカ共和国に移り住み、地元のイタリア人コミュニティからも距離を置いてひっそりと生活していたとのこと。イタリアのレッジョ・カラブリアの警察官マッシミリアーノ・ガラッソ氏はNBC Newsに対して、警察はひとときもビアートの捜索を止めたことはなかったと述べました。長い間その居場所を特定することができなかったが、最近になってインターネットでガラッソの妻のYouTubeチャンネルを見つけました。そしてガラッソがかつてイタリアンレストランで働いていたことから、いくつかの動画で料理の腕前を振るっている男がガラッソであることを画面に見切れる刺青で確認しました。
警察は捜査を進め、問題のYouTiube動画がドミニカ共和国のボカ・チカと呼ばれる街からアップロードされたことを突き止めました。そしてその街でガラッソの身柄確保に成功したとのこと。ガラッソは3月29日にはイタリア・ミラノに送還されています。またガラッソ本人によれば、妻のYouTubeチャンネルは2021年1月に開始したものの、最近はもう更新していないとのことです。
BBCによると、ビアートが所属するのはNdranghetaと呼ばれる犯罪組織。欧州に流れるコカインのほとんどを支配すると言われ、Ndranghetaの長い調査の後に起訴されたとされる355人のギャングと腐敗した役人がいます。容疑には、殺人、麻薬密売、恐喝、マネーロンダリングが含まれます。イタリア当局は、ビアートの逮捕は、マフィアの活動がイタリア国内を脅かすだけでなく、全世界に関係することを証明していると述べています。
source:NBC News, BBC
via:Ars Technica
