東南アジアでは近年、タイ、マレーシア、インドネシア、フィリピンの発展が目覚ましいが、中国メディアはこのほど、この4カ国について「日本の成功を模倣することはできるか」と問いかけ、独自の見解を紹介している。(イメージ写真提供:123RF)

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 日本は戦後、焼け野原の廃墟となったが、そこから復興を果たして高度経済成長を経て、先進国の地位を確立した。東南アジアでは近年、タイ、マレーシア、インドネシア、フィリピンの発展が目覚ましいが、中国メディアの百家号はこのほど、この4カ国について「日本の成功を模倣することはできるか」と問いかけ、独自の見解を紹介している。

 記事は、この4カ国を「四小虎」と名付け、日本と同じ資本主義国ではあるが「日本と同じ方法では台頭できない」と主張している。なぜなら日本が台頭に成功した2つのカギが、四小虎には無いからだという。

 1つ目は「地理的要因」だ。記事は昔から「熱帯地域に強国はない」と言われてきたと紹介。気候の厳しくない地域の方が発展しやすいと指摘した。また日本は東南アジア諸国に比べて資源が乏しく地震などの災害は多いものの、島国という自然の要塞に守られ安全だったと紹介している。

 2つ目は「チャンス」の有無だという。日本は歴史を通じて利用されやすかったが、日本も逆に利用して強くなってきたと指摘。明治維新では、ソ連の南下政策阻止のため日本を利用しようとした西洋諸国を、日本が逆に利用して発展したと主張したほか、戦後に米国によって手綱を取られた日本は、冷戦と米国を利用して経済復興を遂げ、世界第2位の経済強国にまで上り詰めたとした。

 その点、東南アジアの四小虎は熱帯地域に属し、戦後は独立戦争のため産業構造の転換のチャンスを逸したと分析。「豊かさは必ずしも勤勉さのおかげではない」と主張し、今後台頭できるかどうかは、チャンスが巡ってくるかどうかにかかっているとした。日本は、実力だけで勝ち取ったわけではないと言いたいようだが、チャンスをものにしたという意味ではそれも実力のうちなのだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)