豊島区北大塚にある「寿し常本店」

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事業の一部は東京一番フーズグループが継承

 (株)豊田(TDB企業コード:982671447、資本金1000万円、東京都豊島区北大塚1-21-14、登記面=東京都豊島区北大塚2-6-10、代表豊田純司氏)と、関係会社の益子食品(株)(TDB企業コード:988334515、資本金1500万円、登記面=同所、同代表)は、6月1日に事業を停止、事後処理を石井健弁護士(東京都千代田区丸の内3-3-1、東京丸の内法律事務所、電話03-3213-1081)ほか3名へ一任した。今後、自己破産を申請する見込み。

 (株)豊田は、1949年(昭和24年)4月に創業、64年(昭和39年)7月に法人改組された。主力業態は寿司店「海鮮処寿し常」で、江戸前寿司と回転寿司の中間業態をコンセプトに、カウンターで板前が握りながら手頃な料金で提供。そのほか回転寿司「寿しの魚常」、宴会場を併設した居酒屋業態の「大塚寿し常」など計37店舗(2019年6月時点)を東京、神奈川、千葉、埼玉など首都圏で展開していた。近年のピークとなる2008年6月期には年売上高約72億7200万円を計上していた。

 しかし、2019年6月期の売り上げは約51億1500万円に落ち込んでいたほか、ここにきて新型コロナウイルスの感染拡大による集客減、緊急事態宣言に基づくショッピングセンター閉鎖に伴う主要店舗の閉店などにより巨額の赤字が発生。資金繰りが悪化し、今回の事態となった。

 益子食品(株)は、1979年(昭和54年)に設立された鮮魚加工、惣菜製造業者。親会社に連鎖し、今回の事態となった。

 負債は(株)豊田が債権者約150名に対し約30億円、益子食品(株)が債権者約120名に対し約14億円で、2社合計で約44億円。

 なお、一部の店舗と従業員については、(株)東京一番フーズ(東証1部)グループが承継、営業を継続する見込み。