『ターミネーター』新作ジョン・コナー役にエドワード・ファーロング復帰。舞台裏映像も公開
7月18日、米パラマウントピクチャーズがジェームズ・キャメロン、リンダ・ハミルトン、そしてアーノルド・シュワルツェネッガーという布陣で製作される映画『Terminator:Dark Fate(邦題 ターミネーター:ニュー・フェイト)』のビハインド・ザ・シーン映像を公開、そして米サンディエゴデカい最中のComic-Conでは、製作総指揮のジェームズ・キャメロンが、ジョン・コナー役としてエドワード・ファーロングが復帰するとアナウンスしました。『ターミネーター』シリーズは、ジェームズ・キャメロンが監督した初期2作での成功のあと、キャメロン監督が離れたあとに制作された3本の続編は、いずれも単体で観れば良くできた作品にも思えるものの、初期2作ほどのインパクトや満足感を観客に与えられないまま、28年もの時間が過ぎてしまいました。

しかし、2017年初頭にジェームズ・キャメロンが、『2』以降手放していた『ターミネーター』の権利を再取得する予定であること、そして2017年9月にはキャメロンが関わる新作が正真正銘『2』の続編となること、さらにストーリーの中心人物の一人であるサラ・コナーを演じたリンダ・ハミルトンの『2』以来となる出演が決まりました。今年5月には、はじめての予告編も公開され、嫌が応にも期待は高まっています。

そして米サンディエゴで開催中のComic-Conでは、ジェームズ・キャメロンがライブストリーミングで登場し、新作に関する話題のなかでなんとエドワード・ファーロングがジョン・コナー役を再び演じることを明らかにしました。これで、サラ・コナー役のリンダ・ハミルトン、ジョン・コナー役のエドワード・ファーロング、T-800役のアーノルド・シュワルツェネッガーという『T2』のキャストが勢揃いしたことになります。

ただ、心構えが必要なのはエドワード・ファーロングがいまや41歳のおじさんになっているということ。かつてのいたいけな美少年は『T2』の後もコンスタントに映画/テレビドラマへの出演を続けてはいるものの、プライベートではアルコール依存症や元妻へのストーカーまがいの行為、さらには暴力事件など素行の悪さばかりが目立っていました。当時にくらべて外見も著しく劣化したなどと伝えられてはいるものの、そこは還暦を過ぎてなお身体作りをしてきたハミルトンに倣い、しっかりと若返って登場して欲しいところです。


なお、Comic-Conには新作の監督ティム・ミラーのほか、シュワルツェネッガー、ハミルトンに加えてマッケンジー・デイヴィス、ディエゴ・ボネータ、ナタリア・レイエス、ガブリエル・ルナといった晋キャストも登壇し、新作への思いを語りました。ハミルトンは再び出演を決めたことに関し「キャラクターは同じでも時間がすべてを変えてくれた」と述べ『T2』以後シリーズから遠ざかったときとは心境が大きく変わったことを明かしています。

ターミネーター:ニュー・フェイト』は、日本では11月8日公開予定です。