再始動でひと安心……は間違い! バッテリー上がりのクルマをジャンプスタートした際の正しいアフターケアとは

すぐにエンジンを止めてしまうと再始動できなくなることも
クルマのバッテリー上がりは、けっこう身近なトラブルだ。JAFのロードサービスの出動依頼でも、年間を通じ一番多い出動理由はバッテリー上がり(全国で年間約74万件!)。
バッテリーが上がってしまった場合、JAFを呼んだり手持ちのブースターケーブルを使ってジャンピングスタートをすれば、とりあえずエンジンは始動する。

ただジャンピングスタートではエンジンのスターターを回し、再始動するための最低限の電気をもらっただけに過ぎないので、基本的にバッテリーの充電量はまだ空っぽに近い状態。だからここでエンジンを止めてしまうと、再始動できなくなってしまう可能性がある。
バッテリーに十分なエネルギーを充電させるには、しばらくエンジンを回してオルタネーター(充電器)を回しておくことが不可欠だ。
ジャンプ後2000〜2500回転で走ると効率よく充電される
なおオルタネーターの発電量はエンジンの回転数によって変わるので、アイドリングでしばらく放置していても、なかなか充電は進まない。一度バッテリーを上げてしまった場合、ジャンピングスタートしたあと、しばらく走行した方がいい。

小型〜中型の乗用車の走行中の発電量は1時間当たり40〜60Aといわれていて、エンジンの回転数でいえば2000〜2500回転ぐらいで走ると効率よく充電されるので、流れのいい郊外の道などを選んでなるべく電装品を使わずに少なくとも30分、できれば1時間ぐらい走っておけばとりあえず安心。

ただしバッテリー自体が劣化していると、なかなか元気を取り戻さないこともあるので要注意。使用開始から3年以上経過しているバッテリーでバッテリー上がりを起こしてしまった場合、ジャンプスタート後にカー用品店やガソリンスタンドに行って、一度バッテリーのコンディションを点検してもらうことをオススメする(通常無料)。

専用のバッテリーテスターで診断を受け、寿命が近づいているようなら早めに新品へ交換するのがベストだろう。

