JT初となる高温加熱式タバコ「Ploom S」のフォルムが明らかに
先日、Ploom TECHのホワイトバージョンを発表したばかりののJTですが、本日(2018年10月31日)開催された決算発表において、同社の新型加熱式タバコデバイスの画像を公開しました。

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公開された画像には、従来のPloom TECHに加えて2つの新型デバイスが写し出されていました。ひとつは、従来のPloom TECH同様にニオイが少ないにもかかわらず吸い応えが強い「Ploom TECH+(プルーム・テック・プラス)」です。

▲Ploom TECH+(プルーム・テック・プラス)

もうひとつは、かねてから噂が絶えなかった、JT初の高温加熱式である「Ploom S(プルーム・エス)」です。


▲Ploom S(プルーム・エス)

現時点では、デバイスの仕様など詳細は不明ですが、JTによると、これらのデバイスを2019年3月まで市場投入予定としており、全国のPloom Shop及びPloomオンラインショップで販売するとのこと。さらに、順次販売エリアを拡大し、2019年中に全国販売を目指す構えといいます。

遅くとも、来年初頭には製品の詳細などが公開される見込み。続報を待ちたいと思います。

新型Ploomを大胆予想してみる



▲来春以降のPloomブランドランナップ

現時点で公開されている情報を元に、筆者が独自に新型デバイスを予想してみます。まず「Ploom TECH+」ですが、公開された画像を見る限り、デバイス本体は完全に新型。しかし、「Ploom TECH」の名を冠していることからも、従来のPloom TECH用のたばこカプセルがそのまま使える上位互換機と予想します。あくまでも低温加熱式を採用していますが、リキッドを温める温度を少し上げて、吸い応えや満足感をアップさせた強化型ではないかと。

次に「Ploom S」ですが、「Ploom」の名を冠していても、あくまでもブランド内の製品であるというだけで、これは完全に新型デバイスでしょう。かねてから、IQOSやgloと同じ高温加熱式デバイスをJTが出すのではないかという噂がありましたが、どうやらその正体が、このPloom Sなのではないでしょうか。

高温加熱式ということは、従来のたばこカプセルとの互換性はなく、新たにタバコ型のスティックを展開することは必至。となれば、IQOSのような内部加熱、またgloのような外部加熱で吸い味も大きく変わってくることが予想されます。Ploom Sがリリースされれば、加熱式タバコ大手3メーカーの高温加熱式のデバイスが出揃うことになり、ユーザーの選択肢が広がるのは間違いありません。Ploom Sは今後、最も注目されるデバイスになることでしょう。

最後に、従来のPloom TECHについてですが、JTが「3つの異なる製品」と名言していることから、新型が発売されたあとも併売される見込み。

先日の新型IQOSの発表をうけて、熾烈な争いを繰り広げる加熱式タバコ市場ですが、JTには国内メーカーとしてのクオリティと意地を見せてくれるかに注目が集まります。

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