金本知憲

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23日、フジテレビ「THE NEWS α」では「阪神・金本監督が語る激動の1年」と題し、阪神タイガース金本知憲監督のインタビューを放送。今季を振り返った他、不振にあえいだエース・藤浪晋太郎についても語った。

まずは「(今季の)悔しい試合は覚えてます」と切り出した金本監督。具体的には開幕2戦目でエラーを連発した広島戦をあげ、「去年はノーバウンド、フライが捕れなくて負けた試合が6、7試合あった。去年から『ノーバウンドは捕ろうぜ』って。難しいゴロを捕ってくれとは言わないけど、ノーバウンドは捕ろうぜって何回も言ってきたんですけど、いきなり開幕2戦目で・・・」と説明した。

また「結果的にサヨナラ負けしたんすかね。ショックが大きかったですね、あの試合は」と続けた金本監督は、もう一つの誤算として「やっぱ藤浪ですかね」とキッパリ。「かなり響きました」と苦笑いを浮かべると、「彼が普通に12、13勝してくれれば、もっともっとカープと良い勝負ができたのになというのは正直思います」と悔やんだ。

だが、登板時に制球が定まらないことが多かった今季の藤浪と個別にミーティングを行ったという金本監督は、「1軍に彼が最後に上がってきた時ですかね、クライマックで。かなりコントロールが良くなった。抜け球が無くなったっていうのでね、それはメンタルなのか技術的なことなのか、どっちなんだっていう話を訊いて。両方ありましたけど『今は技術的なことで掴んで、もし抜けたとしても修正することはできます』っていう自信めいたものを言ってきたんで、それ絶対忘れちゃダメだよって(伝えた)」と明かした。

その他にも、今季は逆転や1点差の勝利が増えたことで、同監督は「僕が言い続けている、諦めないとか気持ちの上で切れないとか戦う姿勢とか言ってるのが、そこら辺に繋がってきた」と手応えを語ると、来季に向け「やるからには一番上しか狙ってない」と意気込んだ。