港区女子。

彼女たちが、得体の知れない存在であることは、東カレ読者であれば気づいている。

華やかで、顔が広く、有名人とのコネクションも豊富。夜な夜な西麻布界隈に繰り出し、そこまで稼げる仕事をしているようには見えないが、なぜか煌びやかな生活を送っている印象が強い。

遊び場同様、住まいも港区。麻布、六本木、広尾、白金、そして芝。とても年収500万円で住めるようなエリアではない。

ベールに包まれたその生態を解明すると共に、彼女たちは“なぜ港区女子になった”のか、その原点を紹介する。

これまでに、彼氏の力で港区カースト制度をのし上がっていった元・売れないグラビアアイドルの美希、育ちのコンプレックスから港区女子になった春香、芝在住で格下と見なされてしまったサロン主宰の百合を紹介した。

今週はあのエビージョ!で港区女子として登場する、楓を紹介する。




<今週の港区女子>

名前:楓
年齢:30歳
職業:PR会社経営
年収:約1,200万円(+たまに両親からのお小遣い)
出身:愛知県
現在の住まい:六本木


生まれた時から強気です


楓は元々裕福な家で生まれ育った。父は食品関連会社の経営者。名古屋でも有名な私学女子校に通い、中学から大学までエスカレーター式だった。

そんな楓は大学在学中から東京での遊びを覚え、卒業と共に上京。最初に住んだ場所は白金。その後麻布十番に住み、現在は六本木に住んでいる。港区以外の選択肢は一切なかったという。

「上京してから暫く、両親が家賃を払ってくれていました(笑)でも、パパに申し訳ないから、自分で何かしようと思って。そこで3年前に会社を始めたんです。」

そのまま名古屋に戻ることもできた。親のお金で一生楽しく暮らしていくこともできた。でも、楓が港区に留まり、そして会社を経営している理由は何なのだろうか。

「優越感を感じたいから、かな。生まれつきの勝ち組が、本気を出したら他の人たちは追いつけない。それを他の女子たちに見せつけたかったんです。」


トップになりたいなら大物を捕まえろ?楓のコネクション術とは


小物なんてどうでも良い。大物を捕まえた者が勝つ


東京に遊びに来て、名古屋時代の先輩のツテで最初に出会ったのは、某音楽会社の社長だった。当時まだ名古屋に住んでいた楓だったが、学生なのに毎週末東京に遊びに来ては、彼に可愛がってもらっていた。

「港区の人脈なんて、わらしべ長者のようなもの。一人大物を捕まえれば、その周りの大物との出会いの機会は格段に増える。最初に、いかに頂点の人と仲良くなるか、で決まりますね。」

淡々と話す楓だが、楓の言葉通り、港区は広いようで狭く、一人を介せば大概誰かは繋がっている。楓は、最初から大物を掴んだ。

「その方に出会えたのも、名古屋時代の中高の先輩のお陰。全くゼロからそんな人脈を築くなんて大変なんだろうなって。そもそものスタート地点から、既に勝敗は決まっている気がします。」

その言葉の裏には、元々の育ちも良くて、コネクションもありますから、という言葉が隠されているように感じた。




もはや港区が東京だと思っていますが何か?


「上京する際に、港区以外の選択肢は全くありませんでした。」

上京前に、東京で既に作っていたコネクション。飲みに行くのは西麻布、六本木、たまに麻布や銀座。楓は当然のように港区を選んだ。

「大使館も多くて、警察の人がいっぱい立ってるから安全だよ、ってパパを説得しました(笑)それに自分の行動範囲を考えても、タクシー移動がメイン。なのでコスパ的に、港区の方が私には良いかなと。」

楓にとっての東京は、港区だった。

それ以外の場所はもはや未知の世界で、未だに東京23区のうち、知っているのは渋谷区、目黒区、中央区、世田谷区、そして千代田区のみ。他は場所すら曖昧だ。


そんな港区女子・楓が許せない、格下の港区女子の種類とは...?


港区女子のクラス分け


「私、◯◯サロン主宰とか名乗る女子が大嫌いで。中途半端で、やたらと経営者と名乗りたがる。そして誰か男性のお金で暮らしているのに、まるで我がもの顔。自分で頑張って働けば?と言いたくなりますね。」

百合のような女性が一番許せないという楓。親のお金と、誰かのお金で暮らしているのは全く違うと反論したいそうだ。

「港区女子の中でも、頑張って働いて稼いでいる女子もたくさんいます。その中でも、自分のお金で良い生活をしている女子たちは、港区女子の“優等生”。」

そこに楓は更に付け加えた。

「他力本願でも生きていけるのに、生きる術を持っており、自力で頑張って良い生活水準をキープしている女子は、港区女子の“特待生”ですね。」




婚活市場でも勝敗は育ちの良さで決まる?


現在、楓に彼氏はおらず、何人かのデート相手だけがいる。自力で稼ぐようになって、相手に要求するもの、条件もだいぶ変わったそうだ。そして楓は全く結婚に焦っていない。むしろ、余裕さえ感じさせるのは何故だろうか?

「必死で婚活している女の子たちは、大概みんな生活に余裕がない。その生活の必死さ、他力本願が前面に出ちゃってて、見ていて可哀想ですよね。」

そう上から目線で婚活女子を嘲笑う楓。

「マナミちゃんとか、必死過ぎて(笑)結婚以外にも幸せはあるし、世の中素敵な男性で溢れているのに...みんな、自分の生活が心配なんでしょうね。」

明日の生活に困ることもなければ、いざとなれば“親”という最大のバックアップがある楓。他の港区女子とは事情が少し違うと言い張る。

「男性だってバカじゃないから、自分のことが好きなのか、資産や肩書き目当てなのかくらい分かります。しかも、稼いでいる男性は自立している人が好き。それで育ちも良かったら最強ですよね?」

確かに、婚活女子の中には悲壮感が漂う女性もいる。そんな必死さが前面に出ている女性より、自分で稼いで、余裕さえ感じさせる女性の方が、成功率が高いのは一目瞭然だ。

「でも、結婚しても港区に住みたいですね。もはや港区以外の生活、考えらないから。」

自称特待生の楓だが、結婚する気配は、ない。

次週12月1日金曜日更新
バーキンの数が幸せの数?普通の感覚を失った港区女子の生活とは

【これまでの港区女子の原点】
vol.1:彼氏のランクで引き上げられる、女の価値と港区カースト
vol.2:一般家庭出身という劣等感。お金で買えない“育ちの良さ”が欲しかった
vol.3:得意顔でサロンを主宰しても、芝在住では入れない港区Sクラスの輪