東急電鉄、駅の混雑画像をスマホに送付する取り組みスタート
3月1日放送、「グッド!モーニング」(テレビ朝日)では、東急電鉄の取り組み。今年の1月には、通勤時間帯を大雪が直撃。首都圏は大混雑となり鉄道会社のキャパシティを超えてしまい、駅には人があふれた。各鉄道会社が対応に奔走したが、中でも東急電鉄は鉄道会社の中でも最多で、約85万人に影響を与える大きな混乱をもたらした。この問題を教訓にし、東急電鉄はスマートフォンから駅の混雑状況をカメラでチェックできる「駅視-vision(駅視ヴィジョン)」の実証実験をはじめることとなった。
田園都市線の溝の口駅と、あざみ野駅等で実施され、駅構内のカメラを使う。これらは鉄道会社でもはじめての取り組みだ。駅構内のカメラを使って行われる取り組みで、画像を配信するが、個人を特定できないように加工され、配信することを計画している。これによって利用者の混雑時の負担を軽減することを狙う。
3月1日には、東急電鉄のアプリがリニューアルされる。それに合わせての実験開始だ。各駅の改札、コンコースなどをカメラで撮影し、プライバシーを保護するために加工をほどこし、東急線のアプリ内で駅構内の様子を配信する。混雑状況がタイムリーにわかるようになり、利用者は乗車を見合わせることや迂回ルートの選択など、安全行動を取ることの指針ともなりえる。同時に東急電鉄自身の安全性も向上をはかることができる。
画像のプライバシー配慮には、東芝やNEC、日立などのデータ加工技術が採用される予定だ。だが肝心の元データは東急電鉄が管理し、これらの協力メーカーは加工技術を提供するのみなど、情報流出にも配慮がなされていると東急電鉄は発表している。
アプリでは、車両のどの位置がエレベーターやエスカレーターに近いのかなどの利用者にとって便利な情報も提供される。渋谷駅や横浜駅の構造が複雑でわかりにくい地下の駅には、出入り口検索なども提供し、わかりにくい地下駅の利便性向上をアプリではかりたい構え。
駅が混雑するのは、天候だけでなく人身事故もある。大幅な遅延が起こった時、乗車を回避したり迂回するルートを選択できるようにすることで、大規模遅延時の利用者の負担や、安全な行動判断を助けることが目的だ。JR東日本などもアプリを提供しているが、運行情報や駅情報などのアプリの使い分けが必要だった。東急電鉄はそこをトータルで提供していく予定だ。
