中国のポータルサイト「中網質訊」は21日、「最も猛烈な空の力の対抗:中国は日本に完勝」と題する記事を掲載した。(イメージ写真提供:CNSPHOTO。中国航空博物館で展示されたJ−11)

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 中国のポータルサイト「中網質訊」は21日、「最も猛烈な空の力の対抗:中国は日本に完勝」と題する記事を掲載した。

 同記事は、航空戦力で世界第1位なのは米国とした。戦闘機、爆撃機、輸送機のレベルはいずれも高く、大陸間弾道弾やスペースプレーンのX-36もあると紹介。海軍と海兵隊の航空戦力にも注目した。

 ロシアについては、老朽機と新鋭機の交代時期であり、T-50/PAK FAも開発中と論じた。

 中国空軍については、保有機は3300機で、うち2100機が戦闘機、爆撃機、攻撃機と説明。旧式機を除けば、500機程度だが、ロシアのSu-27とSu-30を購入し、Su-27には「多くの国産型番」があり、J-10(殲-10)は自主開発と主張した。

 開発中の軍用機としては、J-20、J-31、J-11D、さらに輸送機のY-20(運-20)を挙げた。

 日本については、1980年代に米国からF-15JまたはF-15DJを223機購入し、今後はF-35A導入すると説明した。また、F-15とF-2もグレードアップで戦闘能力が向上と説明。

 早期警戒管制機のE-767を4機、早期警戒機のE-2Cを13機保有していることにも言及し、先進タイプのE-2Dも導入予定と紹介した。

 記事は、日本の航空兵力が世界第4位であることには、議論が存在すると紹介。まず、インド空軍は1600機以上を保有し、戦闘機のSu-MKIや輸送機C-17、早期警戒管制機のA-50、戦闘機のMig-29も保有していると指摘。

 独、仏、英、さらにイスラエルも航空兵力で世界第4位とされる資格があると主張。米国、ロシア、中国が、第1位から3位までとなるのは「異論があまりない」と評した。

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◆解説◆
 現代の「空の戦い」では、純粋な防空作戦に限っても、レーダーサイトや早期警戒機による侵入機の早期発見、味方戦闘機及び地対空ミサイルによる目標の割り当て、迅速かつ効果的な航空警戒管制などなど、極めてシステマティックな動きが不可欠だ。上記記事は保有機についてしか言及しておらず「素人談義」と言わざるをえない。

 中国メディアは、レベルが比較的高い記事から上記記事程度のものまで、「軍事評論」を盛んに配信している。自国と日本を比較する文章もかなり多い。領土問題などでの対立という背景もあるが、中国人にとって日本は「歴史的には中国の方が圧倒的に進んでいたのに、近代になり逆転され、まだ追いつけない国」であり「どうしても気になる存在」との心情も働いていると言える。(編集担当:如月隼人)(イメージ写真提供:CNSPHOTO。中国航空博物館で展示されたJ-11)