30日のUEFAスーパーカップで、“敵”であるペップ・グアルディオラ監督が率いるバイエルン・ミュンヘンに、PK戦の末に敗れたチェルシーのジョゼ・モウリーニョ監督が、怒りをあらわにしている。

85分にMFラミレスを退場にした主審に対しては、「イングランド人だったら(退場に)しなかっただろう」とコメント。グアルディオラ監督に対しても、同監督がバルセロナを率いていたころを引き合いに出して、「私にとって新しい経験ではない」と述べ、「私には、10人でUEFAの試合をいくつも戦った素晴らしい経験がある。君らが結論を出してくれ」と続けた。

これだけではない。モウリーニョ監督は、UEFAが設けたファイナンシャルフェアプレーについても、ルールが全員にとって同じではないと主張している。『ESPN』のインタビューで、UEFAのミシェル・プラティニ会長が強く望んだルールについて、次のように語った。

「各クラブは未来を考えなければいけない。ファイナンシャルフェアプレーによって、我々は異なる方法でサッカーについて考えるようになる。我々チェルシーはすでにそれを始めたが、ルールが適用されない、あるいは無視できると考えているクラブたちもいる。彼らは信じられない額を使い続けているからだ」

「(チェルシーは)若手に投資してきた。より投資をするチームとも争えるチームをつくろうとしつつ、だ。だが、我々は満足している。素晴らしい未来を持った若いチームだ。各ポジションにほぼ2人ずつがおり、一部の選手は経験も豊富で、そのほかの選手たちも素晴らしい成長ポテンシャルがあるからね。投資を減らしつつ、リッチなクラブと同じレベルであろうとしているんだ。彼らは買うことを望み、それを続けているがね」

「ポルトでは投資をせずに、大金を使っていたクラブたちと対戦しつつ、チャンピオンズリーグを制覇した。だが、あまり話題にならない。初めてチェルシーに来たとき、(オーナーのロマン・)アブラモビッチは大金を投じ、私は勝った。すると、大金を投じたから勝ったんだと言われた」

「だが今、我々はそれをしておらず、ほかのクラブがしているのに、社会的にも政治的にもヨーロッパにとってあまり素晴らしくない時代に、とんでもない金額を投じているそういったクラブたちには、同じような批判がされることはない。これは不当だ」

だが、トッテナムMFガレス・ベイルを1億ユーロ(約130億円)で獲得しようとしている古巣レアル・マドリーについて、モウリーニョ監督は「彼らはオーナーの投資に依存するのではなく、自分たちでお金を生み出せるクラブだ。お金があるなら、投資をすることはできる」と話している。