キム・ソンオ「『男が愛する時』惜しいところはあったが、最善だったドラマ」
痴情恋愛ドラマという極端なジャンルを掲げた「男が愛する時」は、登場人物の錯綜とした心の葛藤が際立つドラマだった。しかし、この真剣で重い雰囲気のドラマの撮影現場は、意外にも明るくて明朗だったという。キム・ソンオの言葉を借りると、「とても面白いことが多かった撮影」だった。
「うちのチームはとても雰囲気が良かったです。監督やスタッフも愉快ですし。だから、大変なことよりも良いことばかりでした。ハン・テサンとイ・チャンヒが真剣な話をしていたとき、イ・ジェヒが事務所にに入ってくるというシーンを撮ったのですが、イ・ジェヒが顔色を伺いながら『兄さんはどうしてここにいるんだ?』と言い、僕が『僕、出勤だから』と答えるシーンでした。それがとても面白かったんです。ずっと笑いを堪えられなくて、撮影が困難になるほどでした。打ち上げパーティーのとき、一緒にそのNGシーンを見ましたが、見ながらまた笑いました」
「ドラマをご覧になったということでしょう。いいと思います。それで視聴者になるわけです。ドラマを作る人たちはそんな視聴者を騙そうとしているわけで、悪口をおっしゃることはそれが成功したということです。優しい人ばかり出てくるドラマは面白くないでしょう」
また、キム・ソンオはドラマ放送の真っ最中に熱愛を認め、世間から注目を浴びた。慌てず、いつかは起きることだろうと考えていたという。
「事実だから慌てたりしませんでした。ドラマの撮影に入る前に出会いました。僕が恋愛をすることくらい、大したことではないと思いますが、知られればマスコミは色々な事実を探ろうとするでしょう? そういうところが負担にはなりました。僕としては相手の過去は知りたくないのに、マスコミによって知ることになってしまいますから。これは一生残る記録になりますが、僕の意図とは関係なく『こういう人だ』と言われたくはありません」
「男が愛する時」でキム・ソンオは徹底的に男たちに囲まれていた。綺麗な女優とのラブストーリーを希望したのではないか。
「『男が愛する時』で僕のラブストーリーがなかったとは思いません。男たち、テサン、ジェヒ、ヨンガプ、チャンヒ、それぞれが“男が愛する時”にどんな姿になるかを見せてくれたと思います。必ず男女間の恋愛だけがラブストーリーになるわけではないでしょう」
