バルセロナがDFジェラール・ピケをスパイしていたのは、すでに知られていたことだ。選手はよく思わなかったが、騒動を起こすことはなく、「ひどいことだけど、終わったことだ」と答えていた。だが13日、『ムンド』が再びこの件を燃え上がらせた。一面で、2009年から2010年にかけ、ピケをスパイしていた内容の詳細を報じたのだ。

バルサはピケのピッチ外での振る舞いを心配し、『メトド3』に同選手の追跡を依頼していたようだ。その行動は、かなり深いところまで達していた。電話、銀行口座、車のGPS、ピケの生活すべてが調査員の“レンズ”にかかっていたのだ。

『ムンド』は、2010年9月にピケがDFカルレス・プジョールとともにアレハンドロ・サンツのコンサートを訪れた際に『メトド3』が撮った写真を掲載した。このとき、ピケは平均時速170キロ、ときには200キロを超えるスピードで運転していたこと、ギャンブル好きでプロのポーカー師から個人レッスンも受けるほどだったと伝え、試合前にクラブや恋人の家で夜を過ごしていたことも明かした。つまり、信じられないほどのプライバシーの侵害だ。

なお、最近、バルサがスパイ行為に300万ユーロ(約3億9000万円)を費やして、4人の元副会長、2人のカタルーニャの政治家を追跡していたことも発覚している。現在、バルセロナ検察が捜査しており、5月30日にフェラン・ソリアーノ元副会長(現マンチェスター・シティ)、フアン・オリベル元ゼネラルマネジャーを召喚している。謎の多い一件だが、ピケがうれしく思わないことは確かだろう。