アマゾン、低価格アーカイブサービス Amazon Glacier を開始。GBあたり月1円以下

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本屋・雑貨屋であると同時にクラウド屋も本業のアマゾンが、アーカイブ用途向けの低価格ストレージサービス Amazon Glacier を開始しました。アマゾンは2006年からクラウドストレージサービス Amazon S3 (Simple Storage Service) を提供していますが、Glacier は大量のデータのバックアップやアーカイブ用に低価格と信頼銭が特徴のサービス。複数の地域に冗長バックアップを保管しつつ、費用はギガバイトあたり0.01ドル/月で初期費用なしと極端に安くなっています。




ただし名前が「氷河」なだけあって、アーカイブしたデータの取り出しにはリクエスト(ジョブ作成)からアクセス可能になるまで3〜5時間かかります。また月に使用ストレージの5%を超える取り出しには、ギガバイト0.01ドルからの別料金が必要です。

低コストと並ぶ特徴であるデータの信頼性は、ひとつのアーカイブごとの年間平均耐久性が99.999999999% (小数点のあとに9が9つ。設計値)。データは複数の施設内に重複して、さらにひとつの施設内でもまた複数の機器に冗長保存します。

データはアップロード時に自動でAES-256暗号化されるほか、定期的な完全性チェックも実施されます。アマゾンいわく、同時に二つの施設で不測の事態が発生してデータロスが生じても残りのバックアップから自己修復が可能です。

用途は企業のメールや法的に保存が義務づけられたファイルのアーカイブ、研究機関の科学観測データ、メディア企業の放送素材、図書館・資料館のデータバックアップなど。膨大な自炊データや鍵付きZIPファイルが命の次に大事だという個人でもたぶん使えます。