パトリッキー・フレイレに壮絶なTKO負けを喫したロブ・マックロー。ベラトールFC36は新鋭のポテンシャルの高さを鮮明にした大会となった

写真拡大

MMAPLANET Awards 2011。イベント・オブ・ジ・イヤーの発表となります。MMAPLANETで年間81大会をお伝えした中から、ベストイベントを選出、ここでは第5位〜第3位までをお届けします。


■イベント・オブ・ジ・イヤー:第5位
3月12日/ルイジアナ州シュリーブポート
シュリーブポート・ムニシパル・オーディトリアム
Bellator Fighting Championship 36
詳細はこちら

「12週連続イベント(※1週のブレイクが入ることもある)、3〜4階級のトーナメントを開催してきたベラトールFCの特徴といえば、やはりその人材発掘能力。特にブラジルから、世界的には無名だが、ポテンシャルが非常に高いファイターを登用してきた。同時にMTV2で中継の始まったシーズン4では、UFCやWECなどメジャーを経験してきた選手もトーナメント戦に出場し、さらに高いクオリティを目指すようになった。

中でも世界中に人材が溢れるライト&ウェルター級、そして新興階級といえるフェザー&バンタム級の充実ぶりは目を見張るものがある。このルイジアナの人口20万程度の都市で行われたイベントは、シーズン4ライト級トーナメント準々決勝4試合が組まれた。元WEC世界ライト級王者ロブ・マックローに対するのは、ブラジルから発掘してきたパトリッキー・フレイレや、シーズン1&2と連続準優勝だったトビー・イマダの登場。そして、ポーランドの新鋭マーチン・ヘルドの関節技を凌ぎ、肩固めで一本勝ちしたのは、これから8カ月後にエディ・アルバレスを破り、BFC世界ライト級王者となるマイケル・チャンドラーだった」

■イベント・オブ・ジ・イヤー:第4位
2月12日/米国ニュージャージー州
イーストラザフォード・アイゾット・センター
Strikeforce 「Fedor vs Silva」
詳細はこちら

「この1カ月半後にZuffaに売却されるストライクフォース。ヘビー級ワールドGPは、UFC一色になりつつある米国MMAワールドで、日本の総合格闘技イベントとUFCの中間的な雰囲気を持っており、ストライクフォースの真骨頂となるべき試みだった。

神通力の効いたエメリヤーエンコ・ヒョードル×アントニオ・ペイザォン、セルゲイ・ハリトーノフと元UFC世界ヘビー級王者で知名度は抜群だったアンドレ・オルロフスキーのトーナメント準々決勝2試合。特筆すべきはメインカードが、全てヘビー級戦でトーナメントのリザーブファイトも組まれていたこと。シェーン・デルロサリオ、チャド・グリッグス、ジャンピエロ・ヴィランテなど次世代を担うファイターが、これらリザーブファイトに出場している。

また、HDNetで中継されたプレリミナリー最終マッチで、レベルの高いグラウンドワークを見せ、ヒザ十字で勝利したジョン・チョリッシュは、8カ月後にUFCデビューを飾っているヘンゾ門下の注目すべきファイターだ」

■イベント・オブ・ジ・イヤー:第3位
8月14日/米国ウィスコンシン州ミルウォーキー
ブラッドレー・センター
UFC Live 05「Hardy vs Lytle」
詳細はこちら

「スパイク系ファイトナイトに続き、WEC枠から生まれたノーPPVイベントのUFC Live on Versus。名称自体、統一感がなく、Spikeとの関係解消ほど、大きなニュースにもならなかった日曜夜のVersus中継大会は、UFCの誇る人材の豊富さを証明するようなクオリティの高い中堅グループが躍動するイベントだった。全12試合のメインイベントは、ご当地ファイター=クリス・ライトルのリタイアメント・ファイト。セミ以下もジム・ミラー×ベンソン・ヘンダーソン、ドナルド・セラーニ×シャーウス・オリベイラという粋のよいライト級ファイターが揃って出場した。

プレリミナリーにもジェイコブ・ヴォルクマン、コール・ミラー、ジミー・ヘテスらPPVカード予備軍が勢揃い。トップを目指すファイターたちは、例外なくハイレベル、もしくはアグレッシブな好ファイトを展開した。UFCの凄さは彼らですら、その豊富な人材の一部でしかないことだ」