10日(土・現地時間)、オハイオ州シンシナティのUSバンク・アリーナで行われるStrikeforce 「World Grand Prix / Barnett vs Kharitonov」。アリスター・オーフレイムが契約を解除し、代役にダニエル・コーミエーが出場するなど、残念な対戦カード変更も見られたが、アンダーカードからこれでもかという顔ぶれが揃ったビッグイベントとなった。

ワールドGP準決勝はジョシュ・バーネット×セルゲイ・ハリトーノフ、アントニオ・ペイザォン×ダニエル・コーミエー戦の2試合。奇しくもPRIDEヘビー級全盛時代に、一世代若かったジョシュとハリトーノフが生き残り、決勝進出を賭けて戦う。

準々決勝でエメリヤーエンコ・ヒョードルを下したペイザォン。ファブリシオ・ベルドゥムのような大きな一発(=三角絞め)でもなく、ダン・ヘンダーソンのようにKOするか、されるかという試合展開でもなく、ペイザォンは皇帝を相手にほぼ一方的に攻め続けた。

ATT離脱後は、インペリアル・アスレチックに活動拠点を置いていたが、トレーニング・パートナーのブレンダン・シャウブがアントニオ・ホドリゴ・ノゲイラと対戦することが決まり、ブラジルに帰国。ミノタウロが所有する物件に家族で移り住み、トレーニングもXジムでブラックハウス系のファイターと行っている。

対戦相手のコーミエーは2007年フリースタイル・レスリング世界選手権96キロ級で銅メダルを獲得し、TUFシーズン12ではチーム・コスチェックのアシスタント・コーチを務めていた。AKA所属ということもあり、レスリングだけでなく打撃にも長足の進歩を見せるコーミエー、突然降ってわいたチャンスは、プロMMAデビュー以来負け知らずの9連勝を賭けた戦いでもある。

また、メインカードではGP準決勝以外にストライクフォース世界ミドル級選手権試合ホナウド・ジャカレ×ルーク・ロックホールド戦を始め、注目のカードが5試合揃っているが、今大会はアンダーカードも充実している。

元世界ライトヘビー級王者ハファエル・フェイジャオン、世界挑戦経験者エヴァンゲリスタ・サイボーグ、さらにマイク・カイルなどメインカードで活躍したファイターが、今回はアンダー出場となっており、加えて、Challengersで注目されたブラジルの女豹アマンダ・ヌネスと超豪華な陣容となっている。

対戦相手もフェイジャォンには、シドニー五輪フリースタイル・レスリング85キロ級銀メダリストで、MMA4連勝中のヨエル・ロメロ。サイボーグの対戦相手ジョーダン・メインは、ジョー・リッグス、ジョシュ・バークマン、マリウス・ザロムスキーを倒している。

カイルと戦うリマも、8連勝中でパウロ・フィリョを下しているブラジルの新鋭だ。ニックネームはアントニオ・シウバと同じペイザォン。マルコ・バルボーザ門下ながらノヴァウニオンで打撃に磨きを掛ける。同門以外の途中合流は、アカデミーのメンバーの同意がなければ認められない名門アカデミーで修練するリマ、打ち合い必至のカイル戦だ。
詳細&全対戦カードはコチラ