韓国ロッテリアは2日、日本ロッテリアが展開するバーガーキング・ジャパンを100円(1400ウォン)で買収したことを明らかにした。韓国ロッテリアは今回の買収を通じて、事実上日本のファストフード市場に進出することになり、韓国では買収額「100円」とともに大きな関心を集めている。

 韓国ロッテリアは8月21日、バーガーキング・ジャパンの負債約200億ウォン(約14億円)を引き継ぐのを条件とし、日本ロッテリアから100円で買収した。日本のバーガーキングは、米国のバーガーキングが日本から2001年に撤収したあと、日本ロッテリアが07年に運営権を持って再進出し、現在は日本国内に35店舗を展開している。

 韓国メディアによると、日本ロッテリアがバーガーキングを売却した最も大きな理由は負債のため。09年の売り上げは19億6000万円だったが、赤字経営が続いていた。

 韓国ロッテリアは、今回の買収について、グローバル市場で成長を続ける韓国ロッテリアの能力を、ロッテグループが認めたからだとしている。ロッテグループの関係者は「韓国ロッテリアがベトナムや中国など、海外進出に成功したノウハウがあると判断し、日本ロッテリアは韓国ロッテリアに売却した」と説明している。

 韓国ロッテリアは買収後、日本人の最高経営者(CEO)など役員を交代させ、最高財務責任者(CFO)を1人派遣したことを明らかにしている。韓国ロッテリアは、2013年までに100店舗を増やす計画という。(編集担当:新川悠)



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