――臼田さんの、ご自身の性格、キャラクターは葵と翠どちらに近いですか?

臼田:「ランブリングハート」っていう世界の中で、恋愛物としては翠ですね。でも他の面では葵ちゃんみたいに行動派だと思います。

――双子の性格が違うように、南と有馬という男性キャラクターもまた異なる性格を持っていますよね。臼田さんの前にこの二人のタイプが現れたら、どちらに惹かれますか?

臼田:南くんですね。南くんみたいに、ムダがなく、ストレートな人がいいですね。

――でも、助けてくれる、みたいな。

臼田:そうですね。なんか“見ていてくれる”じゃないですか自分の事を。ちょっとしたことも気付いてくれる。それはやっぱ南君のモテポイントだと思います。

――今回、ファッションもそうなんですけど、インテリアとか小物とかとてもカラフルで見ているだけで楽しい気分になれました。そういうビジュアルの面でも女性におすすめできる映画だなと思いました。

臼田:そうですね! 全体的にすごく色合いがポップで、それが村松監督の特徴だと思うんですよ。男性の監督なんですけど、ポップな世界が好きなんだと思います。クランクインする前から、色々なCDのジャケットを見せてもらって、「これでイメージしてね」って言われて。

――そのデザインや色で演技をイメージしたと。

臼田:最初、ラブコメディって言っても、コテコテのコントでは無くて、ファンタジーでも無くて、「こういう感じ!」っていうのをCDのジャケットで伝えられました。分かりやすかったです。

――以前臼田さんが出演されている映画「色即ぜねれいしょん」のインタビューの際、渡辺大知さんが「臼田さんはすごく音楽に詳しいから、色々とお話ししました」と言っていたんですね。今一番気に入っている音楽、バンドを教えてください。

臼田:最近また新しいバンドを聴くようになって、ライブにも頻繁に行ってます! 今は、andymoriがすごく好きです。

――音楽の他に、気分転換する方法って何かありますか?

臼田:とにかく寝ることです。この作品の撮影中もセリフを覚えたり、やることはいっぱいあるんですけど、寝ないと何にも集中できなくて中途半端になっちゃうので、よく寝ていました。撮影場所がベッドがたくさんあるラブホテルで助かったなって思うくらい(笑)。

――美容面や健康面で気をつけていることはありますか?

臼田:それも寝ることです。絶対寝ることが一番。

――あまり食事とかには気をつけていない?

臼田:全然ですね(笑)。食事も気をつけなきゃなとは思うんですけど、我慢できなくて、お腹すいたら食べるし、無理はしないです。

――この映画はロングランヒットを続け、現在でも一部の劇場で公開、はやくもDVD化が望まれていますね。今後も臼田さんの活躍に期待しています。

臼田:この映画は、「本当の自分で恋愛する」というメッセージや問いかけを持っていて、見た後にもしかたら「今の恋愛は違うのかな?」って思ったり、「やっぱりあの人が好きだ」って自分の気持ちに気付ける作品だと思います。女優として、皆さんの新たな一歩へつながれば嬉しいです。

「ランブリングハート」ストーリー

 OLの千早翠(ちはや・みどり:臼田あさ美)は「高い理想は求めない、低いところで妥協しない」という徹底したバランス思考の持ち主で、そんな考え方にピッタリの会社の先輩・有馬克也(大口兼悟)と付きあっている。交際半年でプロポーズをされて着々と結婚の準備を進めているが、キスは何度もしているものの、体の関係はまだない。
 そんな翠が暮らすマンションは、ラブホテルの真向かいだ。ある夜、翠は向かいのラブホテルの窓に、知らない女性と一緒の克也の姿を見てしまう。翠がショックを受けているところに、双子の妹・葵(あおい:臼田あさ美/二役)がやってきた。
 翠とは対照的に「人生はギャンブル」が信条の葵は、高校生のときから何度も駆け落ち騒ぎを起こしてきた。翠が恋愛についていたって現実主義で夢を持たないのは、葵への反発でもあるのだ。今度も葵は1ヶ月前にテレビ番組の企画で実家に滞在したスターの伊月航(ダイアモンド☆ユカイ)を"運命の人"だと感じ、伊月を追いかけて家出してきたのだという。

ランブリングハート

臼田あさ美 - タレント情報