内田梨瑚被告の公判が始まった(SNSより)

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 2024年4月に北海道旭川市の景勝地「神居古潭」にある吊り橋で、女子高生・Aさん(当時17歳)が転落、殺害された事件。5月26日、殺人や不同意わいせつ致死などの罪に問われている無職・内田梨瑚被告(23)の裁判2日目が行われた。

【写真】カラオケで熱唱しながらタバコのようなものを手にする内田被告

 起訴状によると、内田被告は自分が写った画像データをSNS上で無断公開したAさんに腹を立て、自身の軽自動車に監禁。共犯の小西優花受刑者(21)らと4時間ほど連れまわした後で、神居大橋まで連れて行き、裸での謝罪を強要するなどしてから、橋の下を流れる石狩川に転落させ、殺害したとされる。裁判を傍聴した全国紙社会部記者が解説する。

「検察側は、内田被告がAさんを吊り橋の欄干に全裸で座らせた後、『落ちろ』『死ねや』などと何度も怒鳴り、殺意をもってAさんを川へ転落させ死亡させたと主張。対して弁護側は、内田被告に殺意はなく、殺人罪は成立しないとの考えを示しています」

 この日、内田被告は青いストライプ柄のワイシャツと黒いズボンを着用して法廷に現れた。前日に引き続いて証拠調べが行われ、Aさんのスマホから発見された謝罪動画が提出された。

「スマホは、『神居古潭』から戻る途中の川の中から壊れた状態で発見されたようです。その後、警察が復元作業を行ったところ、女子高生が全裸で土下座をしている動画が見つかったようです。

 今回提出されたのは、駐車場のような場所で撮られた6秒ほどの動画と、吊り橋の欄干に座ったところを撮影した12秒ほどの動画。いずれも、のちに削除された形跡があったとのことです」(同前)

 謝罪動画は、音声のみが法廷に流されたという。

「2本とも、女子高生が『なめた態度ばっかとってすみませんでした』と謝罪する内容のもの。ただ、1本目では弱々しかった女子高生の声も、その約9分後に撮影された2本目ではさらに声を震わせながら抵抗するやりとりもありました」(同前)

 2本目の動画の内容は、次のようなものだったという。

内田被告「はいどうぞ」
女子高生「なめた態度ばっかとってすみま……やだ」
小西受刑者「何が」
女子高生「やだ…」

Aさん転落後に「リコしゃんおはよ」とメッセージ

 遡って25日の初回公判では、Aさんのスマホ内データの削除に関する言及もあった。前出・社会部記者が続ける。

「Aさんの転落後、内田被告と小西受刑者はスマホからSIMカードを抜き、謝罪動画2本を含めた複数のデータを削除した後で、別の川に捨てたとのことです。

 その後で、お互いのスマホのメッセージもすべて消去してから、『リコしゃんおはよう』『まだ起きてたのかお前』とカモフラージュするようなメッセージを送りあった。このとき、その日の出来事を黙秘するよう約束も交わしたそうです」(同前)

 27日の公判では、小西受刑者が証言台に立つ予定だ。