梅澤美波さん

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「求められたい」という正直な気持ちと「誠実に生きる」という信念が、実はイコールだと気づいた9年半だった--。
 乃木坂46の3代目キャプテン・梅澤美波が、まもなく卒業を迎える。

 西垣匠、加藤小夏とトリプル主演を務めたドラマ『失恋カルタ』(MBS/TBSドラマイムズ)のクライマックスを前に、梅澤に「自分との向き合い方」を語ってもらった。

◆本番前に気持ちを切り替える。それが自分の作法

--『失恋カルタ』では、広報の仕事をしている千波というキャラクターが最初からとても自然に入ってきました。役に近づくうえで意識されたことはありましたか?

梅澤美波(以下、梅澤):千波は、仕事はすごくできるけど、プライベートや恋愛はうまくいかないというキャラクターです。だからといって仕事がダメになるわけではなくて、ちゃんと分けられるタイプだなと感じました。私自身は、仮に私生活で落ち込むようなことがあっても、本番前には気持ちを切り替えます。それが自分の作法です。いつも自分とリンクするところを見つけながら演じることを心掛けているのですが、千波とはそのあたりが通じるなと感じました。

◆「誰かに必要とされること」が私の生きがい

--千波は誰かに認められたい、愛されたいという気持ちが恋愛に強く出るキャラクターでした。梅澤さん自身は、アイドルとして活動するなかで「認められること」と、どう向き合ってきましたか?

梅澤:私も求められたいという気持ちがすごくあって、誰かに必要とされるときに生きがいを感じるタイプなんです。自分がやりたいことよりも、何か与えられたものとか、誰かがこうしてほしいということをやる方が、自分の中でしっくりくる。グループで生きてきた時間が長かったからかもしれないですけど、それが自分を認めてあげられる一つの要素になってきた気がします。千波は恋愛で、私は仕事面でそう。そこがめちゃくちゃ似ているなと。

誰かに必要とされることや認められることは、まず自分が誠実に生きていかないと無理なことだと思うんです。自分の中の正義というか、「当たり前のことをちゃんとできる人でないといけない」と思います。

--梅澤さんの中で、「認められたい」と「自分に誠実に生きる」はイコールだと。

梅澤:はい。まずは信頼されないとそこには結びつかないから、まっすぐ生きていきたいという思いは、今まで生きてきた中でずっと持ち続けてきた大きなテーマかもしれません。

乃木坂46のキャプテンとして「引っ張る力より愛する力」

--梅澤さんは、乃木坂46の3代目キャプテンを務めてきました。ご自身は姉弟の真ん中っ子ということですが、本来は甘えたいタイプだったりしますか?

梅澤:すごく甘えたいタイプだと思います。私自身本当は、人を引っ張っていけるようなものはあんまりなくて。グループでもいじられキャラだとバレていますね(笑)。実生活ではお姉ちゃんに甘えているし、よくキャプテンをやってこられたな、と自分でも思います。

--梅澤さんなりに見えてきた“キャプテンの在り方”とは、どんなものでしたか?

梅澤:乃木坂のキャプテンだったからというのもあると思うんですが、誰よりもこのグループを愛している自信があって。だからこそ、メンバーがどう思うか、ライブの前にどんな言葉をかけたらみんなの士気が上がるかとか、そういうことがなんとなくわかっていったのはあると思います。まっすぐこの場所で生きることで、グループのことをより理解できた。そうやって向き合ってきた結果だったのかな、と思います。

◆卒業発表のブログ「全部が美しさに見えた」執筆の裏話

--卒業を発表された2月25日のブログ「全部が美しさに見えた」は、本当に長文で思いのこもった文章でした。どのくらいかけて書かれたのですか?