吉村洋文・大阪府知事、次期知事選に出馬意向表明…来春までの「大阪都構想」住民投票実施へ大阪市議団賛成が条件
大阪府の吉村洋文知事(50)(大阪維新の会代表)が17日、来年春の次期知事選に4選を目指して立候補する意向を表明した。
吉村氏が目指す任期中(来年4月まで)の「大阪都構想」の住民投票実施に、維新の大阪市議団が賛成することが条件。吉村氏は知事続投に否定的とされていたが、住民投票の早期実施に慎重な維新市議団の理解を得るため、続投が必要だと判断した。
次期知事選は来年春の統一地方選に合わせて実施される見通し。吉村氏は17日夜、大阪市の横山英幸市長(45)(維新代表代行)とともに党本部で記者会見を開き、「次の府知事選に出馬したい。任期中に住民投票を目指す。その際は私も統一選に出て戦う」と述べた。横山氏も知事選と同日に行われる見通しの市長選に3選を目指して立候補する意向を示した。
一方、吉村氏は維新市議団が来年春までの住民投票実施に賛成しない場合、次期知事選には「出馬しない」と話した。
吉村氏は4月の国会議員との会合で、次期知事選について「別の人が出たらいい」と語ったとされる。市議会で過半数を占める維新市議団は「2023年の前回市議選で都構想を公約に掲げなかった」として、住民投票の早期実施に慎重な姿勢を示している。市議団内では、住民投票で賛成多数となった場合に吉村氏が知事を務めていないのは「無責任だ」との指摘があり、市議団幹部は今月15日の市議会に提出された都構想の制度案を作る法定協議会の設置議案について、賛成には吉村氏の知事続投が必要との認識を示していた。
17日の記者会見に同席した市議団の東貴之代表は「法定協の設置については、進める方向で(市議団内で)議論する」と述べた。
ただ、吉村氏が「都構想が争点」と位置づけていた同日投開票の市議補欠選挙(西区選挙区、欠員1)は、維新候補が勝利したものの、次点の自民党候補にわずか163票差まで迫られた。維新への逆風が強まっているとして、党内で早期の住民投票実施に慎重な声が強まる可能性もある。
