8日のレッズ戦で好投する今永昇太(C)ロイター/Imagn Images

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 カブス・今永昇太(32)が日本時間8日、本拠地シカゴでのレッズ戦に登板。ナ・リーグ中地区のライバルで、ドジャースと並びリーグ2位のチーム本塁打50本(記録は全て7日終了時)と強打のレ軍打線を相手に6回を6安打1失点、10奪三振で4勝目(2敗)を挙げた。

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 今永は毎回のように走者を出しながらも、要所を締めてつけ入る隙を与えなかった。六回、4番スチュワートに一発を浴びたが、2試合連続のクオリティスタート(QS=6回を3自責点以内)で防御率を2.28とした。

 メジャー2年目の昨季は、5月上旬から6月下旬まで右太腿裏の肉離れで戦列を離れたこともあってパフォーマンスが低下し、25試合で9勝8敗、防御率3.73。渡米1年目(15勝3敗、防御率2.91)から大きく成績を落とした。

 昨季終了後にFAとなり、カ軍からのクオリファイング・オファーを受け入れ、1年契約(年俸約34億円)で残留した。メジャー生き残りに危機感を抱いた今永は昨オフ、動作解析システムが整ったフロリダ州の施設で投球フォームの見直しに着手。帰国後はオフを返上して下半身強化など徹底した肉体改造にも取り組んだ。

 WBCへの参加を見送ってキャンプ、オープン戦で調整に専念したことも実って、今季は復調。直球の平均球速91.9マイル(約148キロ)は2024年の渡米以来、最速を記録。ストレートの平均回転数2520も同様にキャリアハイをマークしている。

 球威、回転数とも上昇して直球にキレが増したため、この日の試合まで、空振り率を示すWHIFF%「31.7」はドジャース・大谷(32.0%)に匹敵し、山本(30.1%)や昨季のナ・リーグサイ・ヤング賞右腕のパイレーツ・スキーンズ(28.7%)をも上回っている。1イニングあたりに許した走者を示すWHIP「0.85」はスキーンズ(0.71)、大谷(0.81)らに次いでリーグ4位と高水準だ。

 米スポーツ専門局ESPN(電子版)が5日に発表した最新のサイ・ヤング賞オッズによれば、スキーンズ、大谷、ブレーブス・セール(6勝1敗、防御率2.14)、山本らが上位にランクされたが、今永はトップ10にすら入っていない。

 直球のキレが増して完全復調した今永はナのサイ・ヤング賞争いに割って入れるか。

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 ところで、今永はどのような家庭で生まれ育ったのか。日刊ゲンダイで毎年恒例の人気企画「ドラフト家庭の事情」(2015年版)では、今永家をピックアップ。●関連記事 【もっと読む】今永を育てたのはハーレー乗りの父と音楽教師の母 も、野球ファンは要チェックだ。