2025年9月に亡くなった歌手・橋幸夫さんの書画を展示

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2025年9月に82歳で亡くなった歌手の橋幸夫さんが書いた書画などを展示した企画展『「感謝」橋幸夫とお世話になった先生方の書画展』が1日から東京・新宿の京王プラザホテルで開催されています。

■2022年、78歳で大学に入学

橋さんは、2022年に78歳で京都芸術大学 通信教育部書画コースに一期生として入学。2025年度の卒業を目指して作品制作を続けていましたが、2025年9月に82歳で亡くなりました。

■『道』『夢』…40点以上を展示 入院中に書いた作品も

展示は橋さんが亡くなる3か月前の作品を中心に、大学で学びながら書いた作品『道』や『夢』など40点以上の書や水墨画、私物の筆などが展示されています。

また、入院直前や入院中に書いたという半紙サイズの作品も複数展示されています。

■「すごく謙虚な方でした」 准教授が明かす“大学生”の橋幸夫さん

橋さんに書を指導していたという京都芸術大学の桐生眞輔准教授は、「すごく謙虚な方でした。ご自身のお子さんよりもたぶん年が若いでしょ? なのに、“先生”っていろいろ聞いてくださって」と振り返り、「大御所だからこんなに接していいのかなと思うことがある。そういう距離感を、橋さんのほうから作り出す感じがするから教えやすいし、言いやすかった」と話しました。

■妻・真由美さんが明かす“大学生”の橋幸夫さん

また、橋さんの妻・真由美さんに学生と交流する機会があったかと聞くと「(神奈川・小田原市にある)江之浦測候所というところに行くっていう講義がありまして」と切り出し、「脳梗塞で入院をしていてその入院後、1週間か2週間たったあとだったものですから、まだ脳の中がごちゃごちゃしていたところもあったと思うんですけど。本人にとっては最高に楽しかったようで」と説明。

さらに「他の学生さんもお声かけをしていただきましてご一緒に。書画コースの方がもう1人いらっしゃったのかな。で、“どんなところが難しい”とかそういう交流もできたので、すごく本人にとってはうれしかったんだと思いますよね」と語り、橋さんのことを懐かしみました。

■真由美さんが印象に残っている作品『道』

そして、“印象的な作品”を聞くと「残念なことに、卒業作品を作り上げていたにもかかわらず、結局他界してしまったわけですけれども、この『道』という作品は、私はわりと好きですね」とコメントした真由美さん。

作品の前で「本当に心というか自分の全身を振りしぼって、筆を持って、もちろん墨も自分ですって。それで、書いた作品なので。心から自分はこれからどうやって生ききって、道を最後まで貫いたっていうような『道』だと、私は思っているんですよね」と言葉にしました。