将来を見据えた自慢の家ができました!が…?

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戸建て住宅の「顔」とも言える玄関。長い時間を過ごす場所ではありませんが、お客様の目に最初に触れる場所であり、家族全員が毎日使う場所なだけに、意外と後悔ポイントに気がついてしまうことがあるようです。今回は「新築戸建ての玄関」についてのお話を集めてきました。

【漫画】新築住宅、「玄関」で後悔したことありますか?(全編を読む)

外壁のフラットさを優先した結果

Aさん(関東在住、40代、主婦)宅の外観は「真四角」でロの字型の中心に中庭を配置、シャープさを引き立てるガルバリウム鋼板を外壁に使ったスタイリッシュな雰囲気です。中庭で採光を取っているため、外側に面した壁の窓は大きさ・個数共に控えめで、シンプルな造作になっています。

どうせなら極限までシンプルにしたいと玄関ドアは一枚板にアイアン加工の黒い取っ手がついているものをセレクト、玄関ポーチ部分も刷毛目仕上げのモルタルで仕上げました。狙い通りのこだわりが伝わるオシャレな玄関ができて、夫婦で喜んでいるものの、1点だけ「デザイン優先しない方がよかったかも」と密かに思っているところがあるそうです。

それが「庇(ひさし)」の形状です。正面から目立たないよう、ごく薄い鋼板を30cmだけせり出してつけているのですが、デザイン的に雨どいを付けることはしませんでした。

しかもわずか奥行30cmのため、雨よけとしては不十分。玄関の外で濡れずに傘を広げるのも閉じるのも難しいうえ、雨が強い時はドアの内側が濡れたり、玄関土間に吹き込んだりすることも。また、庇の両サイドからはそのまま雨が流れ落ちるため、肩のあたりをひどく濡らしてしまうこともあるそうです。

「そこまでの大雨は年に数回ですけど、雨の時はやっぱり出入りが嫌だなって思うので、今思うと玄関の広さに目をつぶって内側に入れるべきだったかなと思います」

いわゆる「あるある」のお悩みですが、デザインと利便性のバランス、難しいですね。

玄関土間の正面がすぐリビング

Bさん(関西在住、30代、会社員)夫婦が新築した戸建てに希望したのは「日差しが入る明るい家」。暗くなりがちな戸建てですが、立地が傾斜地で南側のリビング開口部が隣家の屋根側のため視線を気にする必要がなく、とにかく景観と採光を優先したい!と設計をお願いしたそうです。そのため、玄関を開けたら廊下で仕切ることなく、すぐにLDKにつながる開放的な間取りになりました。実際に玄関も明るく、広々としているのですが、やはり不便さはあったようです。

「夏は全館空調が効いていて、家に帰ったらすぐに快適で最高なんですが、冬はどうしても玄関付近、寒いです。夏と冬でこんなに違うのかって印象ですね。それから、玄関あけるとLDKが丸見えなので、一緒に遊ばせたくない子どものお友達がきちゃったときとか、居留守使えませんし、最近犬を飼い始めたんですが、脱走防止が大変です。ペット飼うお家はこの点よく考えた方がいいと思います」

確かにペットは盲点ですね!

将来のバリアフリーのために玄関と床の段差をフラットに

Cさん(関東在住、40代、会社員)夫婦はDINKSの夫婦ふたり暮らし。最近結婚して家を建てることになりましたが、将来を見据えて、ふたり暮らしにピッタリサイズの平屋を選びました。将来のことを考え、すべて車椅子でも移動できる完全バリアフリー設計を依頼し、玄関をはじめ室内の扉も引き戸にするなど、万全の備えをしているそうです。

そのおかげでロボット掃除機の使い勝手が良いなど、予想外の「いいこと」もあったのですが、唯一の後悔が「玄関の三和土部分と床の段差をほぼフラットにしたことで、思っていたより土埃が入ってくる」というものでした。

「なんで玄関付近だけ足の裏がざらざらするんだろう、と思ってたんですよね。しばらくして土埃だ!って気がついたときは結構衝撃的でした。今は玄関の外にマットを敷いてできるだけ靴裏の土埃を落としてからドアを開けるようにしています。ちょっと面倒です」

玄関の段差、きちんと意味があるものですね……!

玄関は狭くていいと思っていたけれど、不便なことも多かった

Dさん(関東在住、20代、会社員)一家が購入したのは土地面積狭めの3階建て分譲戸建てです。間取り、予算、設備などはほぼイメージ通りでしたが、唯一後悔しているのが玄関の狭さなのだとか。

「子どもに靴をはかせるのにも、横に並んで座るのが微妙な幅です。奥行きもないので、靴も家族1足分ずつ置くとベビーカーを置く場所がないので、帰宅後すぐに靴箱に仕舞わなきゃいけないです。ひとり暮らしの時は全く気にならなかった玄関の狭さ、今すごく不便ですね。」

確かに家族が増えるとニーズも変わりますね!

(まいどなニュース特約・中瀬 えみ)