【新華社パリ4月27日】中国に抗日戦争関連の歴史写真を寄贈したフランス人のマルクス・デトレスさんが24日夜、日本軍の中国侵略に関する映像資料の上映会をパリで開催し、中華民族が抗日戦争で払った大きな犠牲を記憶にとどめるよう西側諸国に呼びかけた。

 今年は東京裁判開廷から80年の節目の年。デトレスさんは同日、「私たちは第2次世界大戦の終結を記念する際、ニュルンベルク裁判や『アンネの日記』を思い起こすが、フランスの歴史教科書には東京裁判を紹介する記述がほとんどない」と述べた。

 デトレスさんは2025年8月、母方の祖父ロジェ・ピエール・ローレンスさんが生前に収集した歴史写真618枚を上海市の上海淞滬抗戦記念館に無償で寄贈した。祖父が残した写真は中国では既に知られている内容も多いが、西側の市民の視点で戦場を捉えた写真として、歴史に残された貴重な証言でもあると述べた。

 デトレスさんは「中華民族が抗日戦争の勝利のために大きな犠牲を払ったことは、西側でも記憶されるべきだ。祖父の写真が、世界がこの歴史を記憶にとどめる一助となることを願っている」と語った。(記者/孫鑫晶、王松宇、孫毅)