スマホの充電を自給自足。「発電モード付き自転車」で思い知った1Whのありがたさ
今週末に東京ビックサイトと海の森公園で開催されているサイクルモード2026。
以前、ギズモードで取材した太陽誘電株式会社の回生電動アシストシステム「FEREMO™」にて、自転車を漕いでつくった電力をほかで使える技術が新たに実装されました。
漕いで、止まって、発電。“ほぼ無限”に走れる電動アシスト自転車
漕いで発電するってどんな感じなんだろう?と、1.5キロほどのコースで実際に試乗してみましたよ。
エネルギーを生み出す自転車
FEREMO™(Future Energy Recycling system for Mobility)とは、「回生電動アシストシステム」と呼ばれる運動エネルギーを回収し再利用する技術。
電動アシスト自転車でのブレーキ操作や坂を下る時に、前輪に設置されたモーターで発電し、サドル下のバッテリーに充電。走行中のエネルギーを再利用して電動アシスト自転車のモーターアシストに活用できるというものでした。
今回搭載されたのが「スマート発電モード」。この機能とUSBアダプタ(USB Type-A)を組み合わせることで、発電した電力をほかの用途へ供給できる仕様になったんです。
600メートル走ればスマホ1台分の約50%の電気量を発電できるんだそう。(※スマホの電力量を10whとする)
発電量に応じてスマホや小物家電、LEDランプなどを充電できるので、アウトドアや災害時などでとくに活用できそうな技術ですよね。
いい運動になりました
この「スマート発電モード」を試すべく試乗させていただいたのは、丸石サイクルの「Re:BIKE STERNA(リバイク・ステルナ)」。電動アシスト自転車でありながら、スポーティな太めフレームとタイヤがかっこいい。
4段階の電動アシスト(アシスト補助を作動させない「ノンアシストモード」含む)、3段階の「スマート発電モード」が搭載。手元の操作パネルで、どのくらいの電力を発電/消費しているかをリアルタイムで確認できるようになっています。
「スマート発電モード」は数字が上がるにつれて発電量が多くなる仕組みで、それによりペダルがどんどん重くなっていきます。もちろんアシストもなし。運動不足すぎる筆者はモード3ではろくに前に進めず、モード1でやっと800メートルほど漕ぐことができました…。
結果、発電できたのは3Whほど(前に使っていた人の記録に上書きされています)。緊急時にスマホのバッテリーを延命させたいときなど、十分に使える量です。
普段、電動アシストでラクして乗っている筆者にとって、自転車を漕いで汗をかくのは新鮮。ちょっと大変だけれど、この電力をほかの用途に役立てられると思うと、なんだか良いことをしている気分になりました。
脚のだるさと同時に電気のありがたみをひしひしと感じています。
Soure: 太陽誘電株式会社
