広島テレビ放送

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 1年2か月の休館を経て呉市の大和ミュージアムが生まれ変わりました。初日から多くの人が詰めかけました。

 午後6時の閉館時間を過ぎて、静けさを取り戻しています。入口を入ってすぐのところにある10分の1戦艦「大和」。その迫力を感じるとともに細部にわたってこだわって造られています。

 大和ミュージアムの外にはミュージアムショップが出来ていますが、そこにも列が出来るほど人がいらっしゃいました。ここでしか手に入らない「大和」の模型やお菓子など大人気です。4月23日は3700人いらっしゃいました。その様子を振り返ります。

 雨にも関わらず開館前から約700人が列をつくりました。

 ■来館者
Q何時から並んでいる?
「きょうの午前0時ごろから。最高に気分が高揚しています」
 ■来館者
「自分は滋賀から。1年も待っていたのですごく嬉しい。楽しみで、楽しみで」

1年余りの休館を経て、リニューアルオープンした大和ミュージアム。展示は300点増え、約2100点となりました。1階はデジタルコンテンツを充実させ、より見やすい展示を目指しました。

 ■呉市  新原芳明市長
「長期の休館をしなくてはならない、お金もかなりかかるということで大変悩んだが、決断して未来に向かって進化する博物館として生まれ変わることができた」

 呉で製造された戦艦「大和」。当時、世界最大級の戦艦でしたが、太平洋戦争でアメリカ軍の攻撃を受け多くの乗組員と共に鹿児島沖に沈没しました。

「大和」の潜水調査により新たな事実も見つかりました。博物館としてその事実を伝えるためにリニューアルを行いました。

 そのひとつが10分の1の戦艦「大和」です。艦首の菊の紋章は潜水調査を基に5センチ小さくしました。

 ■来館者
「今見て見たら、思ったより小さくなっていると思って。スマートな感じになったと思った」

 3階は展示を一新。呉でつくられた航空機のプロペラやエンジンが並び、造船だけでなくあまり知られていない航空機の技術も紹介します。

 また船の操縦など体験コーナーも充実させ、大人でも子どもでも楽しめるミュージアムとなりました。

■大和ミュージアム 戸髙一成 館長
「歴史の素晴らしい面、二度と繰り返してはいけない面、 そういうものを同時に見ながら 自分で深く考えてもらえる施設になっていきたい」

 宮脇さん、きょう一日、ミュージアムを取材して来館者の様子などどうでしたか?

 声をかける人は、ほとんど県外の人でうれしく思いました。期待して注目している場所なんだなと。
 展示室を通して呉の歴史などを知ることができ、また太平洋戦争さらに原爆投下へとつながっていた歴史の連続性を感じることが出来たと話しています。これはまさに大和ミュージアムが伝えたいことが実を結んだ。

10分の1戦艦「大和」も、ディスプレイだけでなく当時の図面で確認が出来ます。
大和ミュージアム・戸髙一成 館長が話されていたのは、戦艦「大和」は当時の技術の結晶でしたが、使い方を間違えると悲しい歴史を生むことになると話されていました。
この戦艦「大和」の模型で正しい未来を考えていくきっかけにしてほしい。ここに来ることによって新たな発見があると思います。

【2026年4月23日 放送】