<私も女で、ばばあだ>『風、薫る』りんと環を解放した?姑・貞の一瞬の笑顔に視聴者「芯はあったかい人」「ただのツンデレこじらせ親子」
見上愛さんと上坂樹里さん主演の連続テレビ小説『風、薫る』(NHK総合/毎週月曜〜土曜8時ほか)。第4週「私たちのソサイエティ」の第19回が4月23日に放送され、話題になっています。
連続テレビ小説114作目となる『風、薫る』は、明治期に看護師という職業の確立に貢献した大関和さんと鈴木雅さんをモチーフにしたバディドラマ。見上さん演じる一ノ瀬りんと、上坂さん演じる大家直美の2人が、患者や医師との向き合い方に悩み、ぶつかり合いながら成長し、やがて“最強のバディ”になっていく物語。
娘の環を、栃木の奥田家の人間に連れ去られてしまったりん。栃木に娘を取り返しに行きます。再会した夫・亀吉に離縁を申し出ますが…。
*以下4月23日放送回のネタバレを含みます。
<あらすじ>
娘の環(宮島るかさん)を取り戻すために栃木へ向かったりん(見上愛さん)は、虎太郎(小林虎之介さん)と再会する。
虎太郎は、奥田の店は相変わらず繁盛しているが、亀吉(三浦貴大さん)は酒を飲んでは暴れているとりんに話す。
心配する虎太郎に、りんは奥田家には一人で行くと告げる。
りんは、久しぶりに亀吉(三浦貴大さん)と貞(根岸季衣さん)に向き合い、離縁の意思を伝えるが…。
亀吉とりんが言い合いに…
酒を飲んでは暴れ、女性をバカにする発言をしていた亀吉。そんな亀吉をいさめることもなかった亀吉の母・貞。ですが、りんと亀吉の話し合いの場面では、貞の孫・環への愛情が垣間見え、SNSやコメントで話題になりました。
離縁を申し出るりんに対し、亀吉は「離縁は構わないが、環は渡さない」と言います。環を女学校に通わせてほしいと訴えるりん。しかし、亀吉は取り合いません。
りんはそれなら「自分が育てる」とナースの仕事について説明します。納得しない亀吉。2人の言い合いの最中に障子を開けて現れたのが、貞です。「くれてやればいいべ、娘なんて。娘は金食い虫だ。どうせ嫁にやることんなる。落ちぶれた武家の娘の子じゃあ、もうたいしたはくもつかねえわ」と言い、「環も東京であっちの家に染まっちまって、ちっともかわいくねえ!」と吐き捨てます。
駆け寄ってきた環を抱きしめるりん。その様子を見た貞は、一瞬だけ笑顔を見せると、部屋から出て行きました。
奥田家からの帰り道。環は、貞の作った小魚の佃煮がおいしかったと話します。
一方の貞。屋敷の調理場には、貞が作ったのでしょうか。環の好物の小魚の佃煮がありました。りんの持ってきた佃煮を貞が味見しているところに、亀吉がやってきます。「女のくせに偉そうに」と文句を言いながら酒を求める亀吉の額を貞は叩きます。「おらも女だ、女でばばあだ。クソばばあだ」と貞は言い放って――。
<視聴者の声>
奥田家の火事の際には、嫁と孫を置いて、息子とともに逃げた貞。視聴者からあまりいい印象を持たれていませんでした。しかし、今回、憎まれ口をたたいてりんと環を解放してくれた貞に心を動かされた人も多くいたようです。
「きっと貞さんも女だからって抑圧されてきて。りんを解放することで少し、貞さんもその抑圧から解放されたのかもしれないね」
「根岸季衣さんのお芝居にグッときた。一瞬の間でいろんな感情が伝わってきて。『おらも女だぁ、はばぁだぁ』もカッコよかった!」
「貞さん…芯はあったかい人だったのかな」
「憎まれ口の貞さんが解放してくれたのでは。この家では女は幸せになれない!と奥田家への思いの丈をぶつけたりんと環ちゃんを」
「奥田親子、ただのツンデレこじらせ親子。貞さんが素晴らしすぎた」
など貞の優しさに注目した人が多くいました。
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りんの父・信右衛門を北村一輝さん、りんの母・美津を水野美紀さん、りんの妹・安を早坂美海さん。直美を見守ってきた牧師・吉江善作を原田泰造さん。“鹿鳴館の華”と呼ばれた貴婦人、大山捨松を多部未華子さんが演じます。
脚本は吉澤智子さん。主題歌は、Mrs. GREEN APPLEの『風と町』。占い師の真風(まじ)役の研ナオコさんが、語りも務めます。原案は田中ひかるさんの『明治のナイチンゲール 大関和物語』(中央公論新社刊)。
