山瀬慎之助(C)日刊ゲンダイ

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 巨人の7年目捕手、山瀬慎之助(24)が20日、登録を抹消された。

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 昨季二軍で100試合に出場し、打率.302をマーク。今季は開幕一軍の座をつかみ、4試合でスタメンマスクをかぶった。2日の中日戦では、自慢の「鬼肩」で、昨季12盗塁の田中の二盗を刺すなど、守備面での貢献度は高かった。

 11日のヤクルト戦では、プロ初本塁打をマークするなど、課題といわれた打撃面でも成長の跡を見せた。結局、5試合に出場して打率.231、1本塁打、2打点。先発マスクをかぶった試合は未勝利だった。

 巨人の正捕手争いは熾烈だ。主将の岸田行倫(29)が君臨。打撃好調の大城卓三(33)も併用されている。二軍にはFA入団2年目の甲斐拓也(33)、ベテランの小林誠司(36)も控えている。さる球界関係者がこう言った。

「山瀬は打撃好調だった昨季、一軍戦は1試合のみの出場に終わった。オフの契約更改の席上で『若い時間の今がめちゃくちゃ大事。今すぐに試合に出たい。他の(球団で)チャンスがあるなら。そんな気持ちも1年間やっていく中であった。気持ちは伝えた』と球団側に移籍を直訴したことを明かした。すると『使わないのはもったいない』とパ球団を中心にトレードの話が舞い込むようになったそうです。今回は二軍で実戦機会を確保するための抹消だが、二軍にも甲斐や小林が油を売っていて、実績のある捕手があふれています」

 イキのいい捕手の人気は高い。WBCを戦った侍ジャパンも、かつての城島(ソフトバンクCBO)や阿部(巨人監督)のような突出した捕手はおらず、坂本(阪神)、若月(オリックス)、中村(ヤクルト)の3人が交代で出場していた。つまり、ほとんどの球団が絶対的な正捕手不在。若い強肩捕手はノドから手が出るほど欲しい存在なのだ。

 巨人は20日現在、チーム打率.223でリーグ5位の貧打線だけに、強打の野手を緊急補強するという情報があるが、いずれにせよ、山瀬の命運は阿部監督の決断次第のようである。

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 山瀬は記事本文中にもある昨オフの契約更改で「若い時間がムダになっちゃう」と話し、大きな衝撃を与えた。球団に睨まれるのも承知の上でのこの発言を、巨人元バッテリーコーチで評論家の秦真司氏はどう捉えたのか。忖度なしに語ってくれた。●関連記事 【もっと読む】山瀬がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」 では、それらについて詳しく報じている。

一連の発言を、