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復活したばかりの大分ホーバークラフトが、早くも正念場を迎えています。期待された空港アクセス便の乗船率はわずか30%。4月1日の増便が「起死回生の一手」となるのか取材しました。

【写真を見る】ホーバークラフト乗船率わずか30% 「遅い」「不便」…新ダイヤで向上なるか?

明暗分かれる「周遊便」と「アクセス便」

土日・祝日に運航する別府湾周遊便の乗船率は、観光客を中心に80%に上り、好調を維持しています。

(利用客)「子どもたちが乗りものが好きで、なかなか乗れるものではないのでせっかく大分に来たので乗船します」「以前も周遊便に乗りました。旋回の時とかワクワクする感じがあって良かったです」

一方、大分市と空港を結ぶアクセス便の乗船率は30%と低迷。OBSが実施したLINEアンケートでは、『ホーバーを利用したことがない』と答えた人は全体の8割を超えました。

大分第一ホーバードライブ 小田典史社長:
「お客さんの視点から見ると、やはりバスの便数、タクシーの利便性に比較されてしまう。我々の周知不足というところもまだまだあると思う」

「遅い」「不便」

利用したことがない理由で最も多かったのは、所要時間に対する不満の声です。ホーバーは現在、大分市と空港を40分で結んでいますが、2009年まで就航していた当時は所要時間が25分でした。

大分第一ホーバードライブ 小田典史社長:
「今は安全に運航することを意識づけるのがとても重要な時期だと思っていますので、80%の出力で走る計画でやっています。例えば今後運航を予定する早朝便と深夜便だけは、超高速でやってもいいのかなとも思っています」

このほか、アンケートでは『便数が少なく、航空便との接続が不十分』とした声が多く寄せられました。

こうした中、運航会社は4月1日から開業以来初めて空港便を増便。1日5往復とし、最終便を1時間繰り下げる新ダイヤに、佐藤知事も利用客の掘り起こしを期待します。

佐藤知事:
「夕方便が2便追加されることになると、往復利用など、より便利に安定的に利用してもらえるのではないか」

アンケートでは『今後、ホーバーに乗ってみたい』と答えた人は、全体の6割を超えました。今年の夏からは夜間運航もスタートさせ、さらなる増便を計画しているホーバー。新ダイヤが利用客増加につながるのか、正念場の船出となります。