愛子さま「被災地ご訪問ドタキャン」の裏で…「全館貸し切り」ビジネスホテルの悲鳴と、ヒマになった警察官の「意外な行動」
愛子さまだけでもお出ましになってほしかった
東日本大震災から15年。復興状況ご視察のため、天皇家の長女・愛子さま(24歳)は、天皇皇后両陛下と共に、3月25〜26日に初めて岩手県と宮城県を訪問される予定だった。だが、宮内庁は24日午後、両陛下にせきの風邪症状があるため、訪問の延期を発表した。
「愛子さまが東日本大震災の被災地を訪問されるのは今回が初めて。お出ましを心待ちにして、前日から泊まりがけで良い場所を確保するつもりでした。でも、チェックインした途端に取りやめのニュースが入ってきた。両陛下のご体調が理由なら仕方ないですが、やはりガッカリです。愛子さまだけでもお出ましになってほしかった……」
3月25日の午前。JR大船渡駅前にある「かもめテラス」で肩を落としていた女性2人組は、やるせなさを隠せない様子だった。
「幻」となった愛子さまの「初訪問」に意気消沈していたのは彼女たちだけではない。
「発生から15年の節目の年とはいえ、こんな小さい町に来てくださるなんて光栄。小さな頃から成長を見守ってきましたが、優しい印象で品がある女性に成長された。本来なら沿道から声援を送る予定でした」(大船渡駅前のタクシー運転手)
「愛子さまは大変な時期もありましたが、立派になられた。その姿を一目見たかった」(大船渡市内の飲食店関係者)
住民たちの言葉には、成年皇族として公務や行事に取り組まれている愛子さまへの、親心にも似た敬愛の念が滲む。その人気は絶大であり、現場では「国民から愛されている愛子さまに天皇になってほしい」との声も聞こえた。
全館貸し切りで備えた老舗ビジネスホテルの悲鳴
一方で、お出迎えを準備していた現場は、歓迎ムードから一転して「撤去作業」という虚しい事後対応に追われていた。
「かもめテラス」の外では、ご訪問を祝うはずだった電飾が業者によって淡々と撤去されていく。背後では「本日予定されていた交通規制はなくなりました」というアナウンスが虚しく響いていた。
「ご一家が宿泊される予定だった大船渡では大規模なリハーサルが繰り返され、ご訪問前日の24日には九州や近畿地方のナンバーをつけた青い警察車両が何台も集結していました。ピリピリした異様な緊張感の中で私服姿の警察官が店で昼食をとる姿も見られましたが、延期が発表された途端、彼らは潮が引くように消えていきました」(前出・飲食店関係者)
最も深刻な影響を受けたのは、ご一家の宿泊先となるはずだった大船渡市内のホテルだろう。この飲食店関係者は「悲鳴を上げているじゃないか」と心配する。
「シングルルームであれば1泊7000円台で宿泊できるビジネスホテルですが、過去に両陛下も訪問された実績を持つ地域随一の施設です。今回のご訪問にあたり、ホテル側は前日・当日ともに全館を貸し切りとし、一般客の予約をすべて断っていた。さらに、周辺を見渡せる監視カメラを屋上に設置するなど万全の準備をしていた。ドタキャンの場合、通常であればキャンセル料金が発生しますが、相手が相手だけにどうなるんでしょうね」
24日午後の「ご訪問取りやめ」発表を受け、ホテル側は急遽25日の予約を再開したものの、HPの空室状況には空きが目立つ。キャンセルによる損失補償についてホテル側に尋ねると、「何もお答えできません」と言葉を濁すのみ。一方、宮内庁は次のように回答した。
「お尋ねの件については、契約に基づき対応してまいります」
「観光客」として現れた私服姿の警察官
行政側も不測の事態に頭を抱えていた。ある担当者は「4月になれば人事異動で担当者が変わるケースもある。また一からやり直しだ」とため息をつく。
だが、現地ではそんな重苦しさを余所に、皮肉な光景も見られた。ご一家が訪問される予定だった施設に、警備の任を解かれた私服姿の警察官たちが「観光客」として現れたのだ。
「26日のご来訪に向け、25日午後は休館の予定でしたが、延期を受けて急遽営業を延長することになりました。警察の方がたくさんお見えになっています」(宮城県南三陸町にある「南三陸311メモリアル」のスタッフ)
「普段は100人程度の来館ですが、午前中だけで300人。確認できただけでも熊本や兵庫の県警の方たちが、余った時間で見学に訪れているようです」(宮城県石巻市にある「みやぎ東日本大震災津波伝承館」のスタッフ)
土産物を抱えて警察車両に乗り込む私服姿の警察官たちの姿は、ご訪問予定にはなかった陸前高田市の施設でも見られた。
冒頭の女性二人組はうなだれながらも、こう話していた。
「愛子さまの笑顔を見るだけで幸せな気持ちになれる。ご訪問の実現を心待ちにしています」
岩手・宮城両県へのご訪問は秋頃に再調整される見通しだ。
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