「一目瞭然、原因分かります」なぜ佐々木朗希は制球が定まらないのか、球界OBの見解「これが一番の足かせになっている」「パフォーマンスが欠けまくっている、半分以下」

足を大きく上げるフォームは佐々木の持ち味であるが…(C)Getty Images
いよいよ佐々木朗希のメジャー2シーズン目が幕をあける。
現地3月30日(日本時間31日)に行われるガーディアンズ戦に先発予定。一方、佐々木に関してはオープン戦最終登板となった現地3月23日で行われたエンゼルスとのオープン戦も8四死球の大乱調となった。
【動画】佐々木朗希が制球難で大乱調…今の佐々木朗希に必要なのは?「これをやり出したらイップス直行」今止めないとマズイ…最悪のシナリオとは?
初回先頭のネトにいきなり死球を与えるなど、2回3分の0、被安打0ながら8四死球5失点。
オープン戦は4登板、8回3分の2を投げ、17四死球、防御率15.58と課題のコマンド力は最後まで改善できなかった。
そんな佐々木の乱調について球界OBから考察の声が上がっている。
日本ハムOBで現在は解説者として活躍する岩本勉氏は自身のYouTubeを3月29日に更新。「佐々木朗希が制球難で大乱調…今の佐々木朗希に必要なのは?『これをやり出したらイップス直行』今止めないとマズイ…最悪のシナリオとは?」と題した動画で佐々木の現状について独自の考察を加えている。
岩本氏は佐々木の最近の映像も見たとした上で、乱調の原因について「一目瞭然、原因分かります」とずばり。続けて「迷い これが一番の足かせになっているね」と指摘した。
投手心理として「自分のピッチングフォームが正解だろうかとか このボールでバッターを仕留めることができるのだろうか、このボールは通用するんだろうかとか色々な疑問ばかりで、迷いが生まれて パフォーマンスが欠けまくっている 半分以下やね」とコメント。
さらにこのままではより深刻になりかねないと危惧しながらも「引き返すことはできる」とした。
自身の現役時代も制球難に陥ったことがあるとしながら、“解決策”についても提示。
「ずばり、ピッチングフォーム はしょりまくろう」。「足なんて上げなくて良いですよ。クイックモーション、スライドステップの時に足上げる? 一番コンパクトな、一番動きが少ない動きでも150キロ出ていたはず」と制球難を改善するためにまずは持ち味のダイナミックに足をあげるフォーム改善を勧めた。
その理由も指摘。「足を上げた時はいろんな突き当りで、全部のタイミングを合わせないといけないので迷いがあると絶対に狂う」と現在の状況では制球難につながっている恐れがあるとした。
自身に迷いがあることによってフォームに誤作動が起きていることでリリースポイントがずれて、球をひっかけたり、すっぽ抜けている状態にあると指摘。
これを抜け出すための段階を踏んでのステップも示した。
ファーストステップとしては「クイックモーション、スライドステップ、曲がり球でファウル打たせたりカウント取って、ボール球が少ない状態で思いっきりストレートを投げる そこで回路を戻していく」としながら、少しゆとりが生まれた時点で次の段階に進むとした。
「ゆとりが生まれれば生まれるほど、自分のピッチングフォームをちょっとずつ引き出しから取り戻していく」作業に入るとした。
「セットポジションからハーフクイック、セットポジションから足上げる」と段階を踏むことで「徐々に徐々に結果が出た後にゆとりとともに、ピッチングフォームの“おかず”を付け足していく」と結果を伴いながら、前に進んでいくとした。
この作業をやりながらでも試合に出られるとしながら「全然クイックモーションで試合できるから。気がついたら考える間がなく、『あ、アウト取れた』、5回投げているよ」とスランプを抜け出せるはずとコメント。
160キロ超えの剛腕で知られる佐々木だが、「動きを少なく」まずは強いボールを投げるというシンプルなことに取り組むことが大事としながら、「誰か、この動画送ったって!」と球界の後輩の成長を願っていた岩本氏。
昨年は肩の故障で出遅れながら、シーズン終盤はリリーフとして大きくチームに貢献した。まだ24歳の若さ、潜在能力の高さは誰もが認めるところとあって、自身がいかに学び、またドジャースがどのように佐々木をサポートしていくかにも注目が向けられそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
