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 ◇第98回選抜高校野球大会第8日 2回戦 大阪桐蔭 6―5(延長10回タイブレーク) 三重(2026年3月26日 甲子園)

 大阪桐蔭が三重に延長10回タイブレークの末に6―5で競り勝ち、2年ぶりにベスト8入り。歴代5位タイとなる春夏通算80勝目をマークした。三重には14年夏決勝(4―3)、18年春準決勝(延長12回3―2)に続き、またも1点差での勝利となった。 

 大阪桐蔭OBの西武・中村剛也内野手(42)の長男、勇斗内野手(2年)が7回から一塁の守備で今大会初出場し、甲子園デビュー。高校通算83本塁打の父が出場できなかった聖地に第一歩を記した。いきなり一塁線と一、二塁間に連続で飛んできた打球を軽快な動きでさばいた一方、9回2死走者なしで回ってきた初打席は父の西武での応援歌が流れる中、空振り三振だった。

 1回戦は出番がなかった中村勇は「出た時は接戦で、どっちに行ってもおかしくない状況だったんですけど、しっかり準備はして、いつでも飛んでこいという状態だったので、そういうところはよかったかな」と初出場の感想を口にし、「2アウトの場面で1本出たらチームとして凄く大きな1本だと思いますし、そこで1点というのは凄い大事だと思うんですけど、結果が出なかった。練習するだけだと思います」と振り返った。

 甲子園の雰囲気は「たくさんお客さんが入ったり、ブラスバンドだったりして、雰囲気も凄かったです。一気に1つのプレーで相手のアルプスが沸くといいますか、三重高校さんも凄い雰囲気だった」という。父との会話を「ただ“頑張れよ”という話だけされたんで、その通り頑張るだけやな、と思ってやりました」と明かし、 父にどう伝えたいかとの質問には「父はプロで(甲子園で)やっていますけど、高校ではやってないんで。高校野球凄かったよって言いたいです」と返答。

応援歌については「あんまり気にしなかったですけど。その応援歌に恥じないようにできたらと思います」と成長を誓った。

 チームは延長10回タイブレークの末に辛勝して8強入り。「次の試合も勝利に貢献したいですし、とにかく勝つだけなので。チームの勝利に貢献できるようにやっていきたいと思います。出た時はプレーで貢献したり、守備でも確実に1個取る、バッティングでもチームに流れをつくる、チャンスの場面で1本出せるというのも凄いやりたいですし、もし出なくてもベンチから選手を盛り上げられたらと思います」と話した。