「どんどん辞めてく…」女子アナ退社ラッシュのフジテレビ 新たに“アナ帝国”築いたTBSとの差

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マネジメント・プロデュース部を新設も

明暗くっきりだ――。

フジテレビから局アナの流出が止まらない。3月12日には小澤陽子アナウンサー(34)と勝野健アナウンサー(26)がそれぞれ、インスタグラムで退社を発表。17日には『文春オンライン』が、竹内友佳アナウンサー(37)の退社を報じている。

6月退社の小澤アナは

〈自分の中に眠っていた『自ら何かを創造したい』という純粋な想いが膨らんでいきました〉

とコメント。3月末で離れる勝野アナは1月に結婚したことを機に、生活の拠点を京都へ移すという。

フジは昨年3月に西岡孝洋アナ(50)と椿原慶子アナ(40)、永島優美アナ(34)。6月には岸本理沙アナ(26)と同12月に藤本万梨乃アナ(30)が退社した。今回の3人を含めると1年間で8人が局を去ったことになる。

背景には元タレント中居正広氏(53)の一連の問題に端を発した広告収入の減少、風評被害、そして先行きの不透明さがあるという。

「局アナばかりが話題になっていますが、制作スタッフもどんどん辞めています。かつて高給を誇ったフジテレビの給料は落ち込み、中居氏騒動の直後は社外との飲食禁止、タクシー代削減も通達された。“楽しくなければテレビじゃない”を掲げた時の社風から考えると正反対。閉塞感を覚えて辞めていく人が後を絶たないのです」(フジテレビ関係者)

フジは昨年7月にアナウンス室を独立させ、アナウンス局に格上げし、アナと番組の調整を担うマネジメント・プロデュース部を新設した。アナと担当者で一緒にキャリアビジョンを描いていくようだが

「結局は“お悩み相談室”の域を出ない。キャスティングや編成にはさまざま事情が働くので、要望が実現するとは限らない」(同・フジテレビ関係者)

という。

フジといえば、“アヤパン”こと高島彩(47)や内田恭子(49)、中野美奈子(46)、加藤綾子(40)らアイドル顔負けの人気を誇る女子アナを輩出してきた。しかしその面影はもうない。

当サイトは1年で8人の局アナが退社する現状についてフジテレビにコメントを求めたが

「社員の人事に関してはお答えしておりません」

とのこと。また今後、どのようにアナウンサーに活躍の場を作るのかについては、

「現在弊社では、アナウンス局の新組織であるマネジメント・プロデュース部を中心に、個々のアナウンサーの個性を大切にしながら、活躍の場を広げる取り組みを進めてまいります」

と回答した。

一方、新たに“アナウンサー帝国”となったのがTBSだ。

メリットはコストカット

2月27日に発表されたオリコン『第18回好きな司会者ランキング』では、『ラヴィット!』でMCを務めるお笑いコンビ『麒麟』川島明(47)が1位で、2位にTBSの看板アナである安住紳一郎(52)がランクインした。

さらに昨年12月の『好きな女性アナウンサーランキング』では、田村真子アナ(30)がTBS初の連覇を達成。ほかにも南後杏子アナ(25)と宇賀神メグアナ(30)もそれぞれ7位、10位に登場した。

「好きな男性アナウンサーランキング」では南波雅俊アナウンサー(37)と赤荻歩アナウンサー(44)がワンツーを独占。ともに『ラヴィット!』出演アナで、前出の麒麟川島や田村アナ同様、番組が広くお茶の間に浸透していることもわかった。

「TBSも昨年2月に加藤シルビアアナ(40)、3月に宇内梨沙アナ(34)、今年1月には良原安美アナ(30)が退社しましたが、すぐに新たな人気アナが生まれてくるのが強み。アナウンサーはあくまで番組の“添え物”という発想ではなく、バラエティーではタレント並みにクローズアップされることもある。いい意味で自由な空気で番組制作できている」

とは別の民放キー局関係者だ。

例えば、南波アナと赤荻アナが好きな男性アナランクで偉業を成し遂げた際は、『ラヴィット!』内で番組スタッフから胴上げされ、麒麟の川島からも祝福を受けた。主役はタレントではなく局アナで、最後は“B’z好き”で知られる南波アナが赤荻アナと『ultra soul』を熱唱した。

「局アナが人気者になってくれれば、高額ギャラのタレントに頼る必要がなくなり、コストカットにもつながる。上司がアナウンサーの適性を見抜き、きちんと育成計画を立てているのでしょう」(前出・民放関係者)

『ラヴィット!』関連では’23年にスタートし、田村アナらも出演する音楽フェス『LOVE IT! ROCK』はすでに黒字化を達成したという。フジの凋落を尻目にTBSの快進撃勢は止まりそうもない――。